2025/06/13

Taiwan Today

外交

蔡総統、自民党政調会長で「日華懇」幹事長の萩生田光一氏らと会談

2023/10/12
蔡英文総統(右)が11日、日本の自民党政務調査会会長で「日華議員懇談会」(日本の超党派国会議員連盟)の幹事長でもある萩生田光一衆議院議員(左)ら一行と会談した。(総統府サイトより)
蔡英文総統が11日午前、日本の自民党政務調査会会長で「日華懇」の幹事長でもある萩生田光一衆議院議員ら一行と会談した。「日華懇」は日本の親台湾派国会議員連盟「日華議員懇談会」の略称。
 
蔡総統はあいさつの中でまず萩生田氏を歓迎、「一行はみな台湾のよき友人で、長年台湾に関心を寄せ、台日関係の向上に努力している」と対面を喜ぶと共に、10日の双十国慶節(中華民国の建国記念日に相当)祝賀大会におけるパレードに参加してくれたことは台日の友情をさらに示すものだったとして、「みなさんの台湾に対する支持に非常に感謝している」と述べた。
 
蔡総統は、権威主義の拡張やアフターコロナの経済立て直し、そしてカーボンニュートラルへの変革といったグローバルな課題に向き合う中、台湾と日本がこれからも堅実なパートナーとして地域の平和と繁栄のため一緒に貢献出来ることを希望した。
 
続いてあいさつした萩生田氏はこの日総統府を訪れたメンバーを紹介、松本洋平衆議院議員と鈴木馨祐衆議院議員は過去に自民党青年局の局長を務め、台湾との交流の重要な窓口になっていること、また自民党政務調査会の副会長を務める山下貴司衆議院議員は法務大臣の経験者で、検察官出身であることを説明した。
 
萩生田氏は、今年の双十国慶節祝賀大会も昨年と同様に盛大だったとし、昨年は京都橘高等学校の吹奏楽部が招きに応じて出演、今年は東京農業大学第二高等学校の吹奏楽部が参加したことに触れ、「台湾の重要な式典で日本の団体がパフォーマンスを披露することをとても光栄に感じる」と述べた。
 
また萩生田氏は前日(11日)午後に、自身の出身地である八王子市と友情を育み、姉妹都市にもなっている台湾南部・高雄市を訪れ、同市内にある故・安倍晋三元首相の銅像に献花したことを伝え、「台湾の人々が今もなお安倍氏を偲んでいることを深く感じた」と述べた。
 
萩生田氏は続けて、この日(12日)午前に高雄市内にある義守大学で台日関係について講演した際、同大学の学生が盛んに質問するなど日本への高い関心を示したことに非常に驚いたとし、今後台日間の若者による交流を後押ししていく考えを示した。萩生田氏は、日本の若者を台湾観光に呼び込むため台湾が進める積極的な取り組みを知っているとし、「とても良い計画だ」と評価すると共にその成功を願った。
 
萩生田氏はそして、台湾と日本は普遍的な価値を共有し、経済面での協力関係も緊密、人的往来も頻繁だと指摘、台湾は日本にとって非常に重要な友人であり、自民党は双方の交流と協力を積極的に推進し、いっそうのレベルアップを目指すと述べた。
 
 

ランキング

新着