2025/04/30

Taiwan Today

外交

カナダのマイケル・マクドナルド上院議員、「台湾は偉大な民主国家」と称賛

2023/10/16
蔡英文総統は13日、カナダ連邦議会訪問団の表敬訪問を受けた。一行は9月下旬にカナダ連邦議会に提出した上院版「カナダ台湾関係枠組法」法案のコピーを蔡英文総統に手渡し、カナダ連邦議会の台湾に対する揺るぎない支持を示した。(総統府)
蔡英文総統は13日、カナダ連邦議会訪問団の表敬訪問を受けた。一行はカナダ連邦議会の親台湾派議員連盟の共同代表を務めるマイケル・マクドナルド上院議員を筆頭に、レオニダス・ホウサコス上院議員、ピエール・ダルフォン上院議員、デビッド・リチャーズ上院議員、マリロウ・マクヘドラン上院議員の計5名。
 
蔡総統は、「台湾はカナダにとってアジアで5番目の貿易パートナーだ。また、世界で21番目の経済体であり、世界のサプライチェーンにおいて重要な地位を持つ」と台湾の重要性を指摘した上で、「カナダ政府は同国の『インド太平洋戦略』において、台湾と経済・貿易関係を強化することの重要性を強調している。現在台湾とカナダは、双方がウィン・ウィンの成果を得られることを目指し、投資促進保障協定(Foreign Investment Promotion and Protection Arrangement、略称FIPA)の締結に向けた交渉を進めている。台湾とカナダの連携がより多くの成果を生むことで、民主諸国の友好のパワーを示していきたい」と期待を示した。
 
これに対してマイケル・マクドナルド上院議員は、「自分は長年台湾の発展に関心を寄せてきた。紆余曲折はあったものの、ここ数年台湾はすでに優れた教育、交通、科学技術、医療体系を持ち、言論の自由や集会・結社の自由が保障された先進国となっている。台湾は全世界の手本だ。これは容易に達成できるものではない。民主主義と自由を熱愛するすべての人々に敬意を払いたい」と台湾を称賛した。
 
マクドナルド議員はまた、カナダ政府の台湾支持への見方に変化が生じていることは歓迎すべきだとした上で、「カナダはこれまでも台湾を支持していたものの、台湾の存在や自由を守ることの重要性を真に理解しているとは言えなかった。それがいまや大きく変化した。それは、自由の価値を信じているというだけでなく、経済や社会方面でもカナダにとって台湾が重要な協力のパートナーであることが分かったからだ」と説明。これからも双方がパートナーシップを深めていけるよう期待を寄せた。
 
マクドナルド議員はさらに、蔡英文総統の任期がまもなく満了し、現行の憲法の規定によって次期総統選挙には出馬できないことに触れて「これもまた台湾の民主制度の成果を示す一例だ」と指摘。「過去30年間、台湾は複数政党制と平和な政権交代によって偉大な民主国家であることを示してきた。来年1月、台湾では正副総統選挙が行われ、それによって選ばれた総統は来年5月に就任するが、こうしたプロセスが今回も平和に行われることと信じている」と述べた。
 
マクドナルド議員はまた、9月下旬にカナダ連邦議会に提出した上院版「カナダ台湾関係枠組法(Canada-Taiwan Relations Framework Act)」法案のコピーを蔡英文総統に手渡し、民主主義の台湾に対するカナダ連邦議会の揺るぎない支持を示した。子の法案は、台湾とカナダが公衆衛生、科学技術、先住民族、デジタル・ガバナンスなどの領域で連携を促進することが盛り込まれている。
 

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