2025/05/08

Taiwan Today

外交

イタリアに新たな「在外公館」、台北駐ミラノ弁事処を開設

2023/10/17
外交部は16日、新たな「在外公館」となる台北駐ミラノ弁事処をイタリア北部のミラノに開設した。写真は左から台北駐イタリア代表処の蔡允中代表(=大使に相当)、イタリア下院外交委員会のパオロ・フォルメンティーニ副委員長、台北駐ミラノ弁事処の林讃南処長、イタリア上院のジャン・マルコ・チェンティナイオ副議長。(外交部)
外交部は16日、新たな「在外公館」となる台北駐ミラノ弁事処をイタリア北部の都市ミラノに開設した。領事館に相当する機能を備える。初代処長には台北駐イタリア代表処(大使館に相当)で副代表を務めた林讃南氏が着任した。
 
台北駐ミラノ弁事処が16日に開催したレセプションには、今年6月に台湾を訪れたイタリア上院のジャン・マルコ・チェンティナイオ(Gian Marco Centinaio)副議長や下院外交委員会のパオロ・フォルメンティーニ(Paolo Formentini)副委員長など、イタリアの複数の政府要人がお祝いに駆け付けた。
 
外交部の呉釗燮部長(外相)はこのレセプションにビデオレターを寄せ、台湾とイタリアの関係が近年急速に強化されていること、とりわけ経済・貿易、工業、科学技術、文化、学術等の分野での交流が緊密で、イタリアが台湾にとって欧州連合(EU)で3番目に大きい貿易パートナーであることなどを指摘した。そして、エバー航空の台北・ミラノ直航便の就航、台湾のシリコンウエハーメーカーである環球晶円(グローバルウェーハズ)のイタリア北部での工場拡張など、近年多数の投資計画も動いており、これらはいずれも双方の経済・貿易、投資などの往来が活発であることを示していると述べた。呉部長はさらに、イタリア国会が昨年3度も台湾に友好的な決議案を可決し、イタリア政府に対してインド太平洋地域及び台湾海峡情勢への関心を強めるよう呼びかけ、台湾の国際参加への支持を表明したことに感謝した。そして、台北駐ミラノ弁事処の開設が、台湾とイタリア北部の各方面での結びつきを強化し、台湾とイタリアの経済・貿易交流促進の相乗効果を生み出すことになるだろうと述べた。
 
台北駐ミラノ弁事処は即日より、イタリア北部の8つのエリアを管轄し、商務、観光、現地在留台湾人に関するサービス提供、緊急時の対応などに当たる。また、台北駐イタリア代表処と緊密に連携し、台湾とイタリアの全方位的且つ実質的な協力と交流の増進に努める。
 
台北駐ミラノ弁事処(中国語表記は駐米蘭台北辦事處)
住所:Via Fabio Filzi, 25/A/P.12 - 20124 Milano, Italia
電話:+39 3343-838-604
緊急ホットライン:+39 3342-222-171
電子メール:mil@mofa.gov.tw

 

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