2025/08/02

Taiwan Today

外交

台・米・日・豪・セントルシアがGCTF海上災害対策国際ワークショップを開催

2023/10/19
外交部、海洋委員会、国家災害防救科技中心が米・日・豪の駐台機関及び台湾におけるセントルシア大使館と協力し、「GCTF海上災害対策国際ワークショップ」を開催した。(外交部)
外交部(日本の外務省に相当)、海洋委員会(日本の省レベル)、国家災害防救科技中心が米国、日本、オーストラリアの駐台機関及び台湾におけるセントルシア大使館と協力し、台北市内で18日と19日、「グローバル協力訓練枠組み(GCTF)海上災害対策国際ワークショップ」を開催した。インド太平洋地域及びカリブ海などから海洋環境と災害防止に関する政府関係者、学者、専門家らが30名近く参加し、津波や海洋汚染などに対応するため、各国が直面する課題と対応策を共有した。
 
このワークショップでは昨年日本で開かれた「GCTFワークショップ:法の支配に基づく持続可能な海洋」の議題を受け継ぎ、自然と人為的要素のもたらす海上災害について議論、台湾とGCTFのパートナーたちが海洋環境の永続性と安全を促進するための努力とコミットメントを示した。
 
18日の開幕式では日本の対台湾窓口機関・日本台湾交流協会の泉裕泰代表とセントルシアのRobert Kennedy Lewis駐中華民国大使がそれぞれあいさつ、閉幕のスピーチは台湾におけるオーストラリア大使館に相当するオーストラリア弁事処のLachlan Crews代表が行った。会場にはワークショップに参加する外国の講師や学習メンバーのほか、各国の駐台使節や台湾の海洋行政の関係者、専門家、学者ら約80人が集い、活発な交流を行った。参加者たちは19日、主催者側の手配で台湾北部の港湾都市・基隆市を訪問、巡視船「嘉義」や国立海洋科技博物館を参観し、台湾の取り組みへの理解を深めると共に相互に交流した。
 
「グローバル協力訓練枠組み(GCTF)」は2015年6月に台湾と米国が立ち上げた枠組みで、現在では台湾、米国、日本、オーストラリアの重要な協力プラットフォームに成長。また、地域の国々が関心を寄せるグローバルな課題について幅広く議論する場となっている。これまでに台湾と海外で64回にわたる研究学習イベントを実施しており、累計では127の国と地域から延べ7,000人以上が対面式もしくはオンラインで参加している。
 
 

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