2025/05/02

Taiwan Today

外交

蔡総統、全米外交政策委員会のエリオット会長ら訪問団の表敬を受ける

2023/10/24
蔡英文総統(右)が23日総統府で、米国のシンクタンク「全米外交政策委員会(NCAFP)」のスーザン・エリオット会長(左)をはじめとする訪問団一行の表敬訪問受けた。(総統府サイトより)
蔡英文総統が23日午前総統府で、米シンクタンク「全米外交政策委員会(NCAFP)」のスーザン・エリオット(Susan M. Elliott)会長をはじめとする訪問団一行の表敬訪問受けた。訪問したのは同会長のほか、NCAFPアジア太平洋安全フォーラムの主任(プロジェクト・ディレクター)を務めるスーザン・ソーントン(Susan A. Thornton)氏、「Pacific Century Institute」のレイモンド・バッガード所長、「American Global Strategies」のアリソン・フッカー(Allison Hooker)シニアバイスプレジデント、ブルッキングス研究所ソーントン・チャイナセンターのRyan Hass主任、NCAFPアジア太平洋安全フォーラムのJuliet Lee副主任ら。
 
蔡総統は、国際情勢が揺れ動く中、台湾を訪れたことで一行は台湾及び地域が直面する課題をより全面的に理解出来るだろうと期待。また、NCAFPが過去数年、台米関係と台湾海峡情勢に関するレポートを定期的に発表していることに触れ、NCAFPが多角的な対話を実現して台米関係を深め、地域の安全保障を強化していることに感謝した。
 
蔡総統は、台湾は米国との協力関係を引き続き深めているほか、他の民主主義パートナーともより緊密に交流していると指摘、その例として先週、台湾、米国、日本、オーストラリアが協力する「グローバル協力訓練枠組み(GCTF)」の下で開催されたワークショップで海上災害への対策を共同で話し合ったことを挙げた。そしてこのワークショップにはセントルシアも主催者に加わていたほか、インド太平洋地域、そしてカリブ海地域からも13カ国が参加していたこと説明した。
 
蔡総統は、台湾には国際社会と共に新たな問題と課題に対処していく用意も能力もあるとして、国際社会の責任あるメンバーとして今後も地域の平和と安定の維持に取り組み、「善のパワー」で世界に貢献したいとの考えを強調した。
 
続いてあいさつしたエリオット会長は、NCAFPの訪問団と共に蔡総統と対面出来ることを「非常に光栄だ」とし、昨年12月の訪台時に続いて蔡総統と会談出来ることを喜んだ。
 
エリオット会長はNCAFPの活動について、ここ数年は非公式な三者討論と対話の実施に力を入れており、台北、北京、米国の専門家や学者及び関連の研究者に参加してもらっていると説明。「対話こそが地域の平和と安定、繁栄のために最も良い道だ」と訴えると共に、台北には議論や交流に積極的な専門家が多くいるとしてこれを歓迎した。そしてエリオット会長は、「蔡総統は8年近い在任中、豊かな成果を挙げると共に国家運営にも成功した」と称賛した。
 
 

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