2025/06/11

Taiwan Today

外交

台湾の「農業青年大使」、インドネシアの「ミレニアル農家」と交流

2023/11/01
農業部と外交部の合同事業としてインドネシアに派遣された台湾の「農業青年大使」の一行12名が、インドネシアの「ミレニアル農家」と交流を深めるイベントに参加した。(農業部)
農業部と外交部は「農業青年大使『新南向』交流計画」を合同で実施している。その4回目となる今年は「農業青年大使」として24名を選出。そのうち10月末にインドネシアへ向けて出発した一行12名が、このほどインドネシアの「ミレニアル農家(Millennial Farmers)」と交流を深めるイベントに参加した。なお、もう1つのグループは11月中旬にフィリピンへ向けて出発することになっている。
 
インドネシアへ向かった台湾の「農業青年大使」12名は10月30日にインドネシアの首都ジャカルタに到着。31日にはインドネシア農業省を訪れ、インドネシア政府が選抜した「ミレニアル農家」20名近くと交流を深めた。「ミレニアル農家」とはインドネシア農業部から選抜され、人材育成の対象となっている若手生産者のこと。
 
台湾で選抜された「農業青年大使」12名は、農業、林業、水産業、牧畜業など各分野で活躍する若い生産者で、それぞれに異なる得意分野を持つ。インドネシアには7日間滞在し、政府機関のほか、学術機関、企業などを参観することになっている。
 
これら台湾の「農業青年大使」らは、インドネシアの「ミレニアル農家」と気候変動、食糧の安全、持続可能な開発などグローバルな課題について意見交換を行った。また、起業、マーケティング、マンパワーなどについても、それぞれの経験をもとに活発な議論を交わした。双方の若者たちは、それぞれの農業担当省庁に対して後も農業分野での青年交流活動を増やすよう提言することで一致した。
 
これまでに何度も視察で台湾を訪れているというインドネシア農業省の官僚は、「台湾の農業は非常に素晴らしい。いかに効率を高め、より競争力を持ってさまざまな商品、特にコメなどを生産するかを考えている。こうしたことをインドネシアも台湾から学ぶべきだ」と語った。それと同時に、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領がミレニアル世代の若い農家を重視していること、彼らができる限り努力して学び、そして台湾、韓国、日本などの先進国と同じくらい農業の生産力を高められるよう期待していることを明かした。
 

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