2025/05/12

Taiwan Today

外交

台米がインドで、サイバーセキュリティをテーマに「GCTF」海外ワークショップを開催

2023/12/12
台湾と米国、インドが11日デリーで「GCTF(グローバル協力訓練枠組み)海外ワークショップ」を開催、サイバーセキュリティに関する課題と機会について議論した。左から2人目が台湾の葛葆萱駐インド代表。(外交部)
中華民国(台湾)の駐インド台北経済文化中心と米国の在インド大使館、さらにインドのシンクタンク「インド統合戦略研究所(United Service Institution of India, USI)」が11日、インドのデリーで「GCTF(グローバル協力訓練枠組み)海外ワークショップ」を開催した。同ワークショップはサイバーセキュリティがテーマ。サイバーセキュリティに関する課題と機会について議論し、それによって理念の近いパートナーたちとの協調レベルを高め、危機対応能力を強化しようとしたもの。
 
台湾の葛葆萱駐インド代表(大使)、米国のEric Garcetti駐インド大使が開幕のスピーチを行い、デジタル経済、AI(人口知能)、サイバー犯罪、重要な情報通信インフラの保護などに関する深い議論を期待した。インドの首相府でサイバーセキュリティに関する調整官を務めたRajesh Pant中将と国家安全保障諮問会議(NSAB)のAnushman Tripathi委員はいずれも、台湾ならびに米国と協力してサイバーセキュリティを強化出来るよう願った。
 
台湾の電信、通信、放送事業を監督する国家通訊伝播委員会(NCC)の陳崇樹委員、同委員会北部監理処の蘇思漢副処長、数位発展部(デジタル発展省)レジリエンス建設司(局)の呉銘仁副司長(=副局長)、国家資通安全研究院(NICS)の游家牧技術顧問が、AIと重要な情報通信インフラに関する台湾の経験を紹介。また、内政部警政署刑事警察局科技犯罪防制中心の林建隆主任がオンライン参加し、サイバー犯罪防止に関する実務経験を共有した。ワークショップにはインド各界の代表約75人が参加し、熱い議論が交わされた。
 
「GCTF」は2015年6月に台湾と米国が設立。その後、日本とオーストラリア及びその他理念の近い国々とも協力し、地域各国が共に関心を持つグローバルな議題について討論。2021年以降はフランチャイズ方式で海外イベントも行っている。これまでに対面式とオンライン形式合わせて70回のイベントを開催、累計で127カ国・地域、延べ7,500人以上が参加するなど、引き続き影響力の構築ならびに価値共有の効果を拡大・深化させている。
 
 

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