2025/07/20

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外交

外交部、2023年度第3回「台湾フェローシップ成果発表会」&歳末交流会を開催

2023/12/13
中華民国(台湾)外交部は12日、国家図書館で2023年度第3回「台湾フェローシップ成果発表会」兼歳末交流会を開催した。「台湾フェローシップ」の奨学金を受ける世界各地の外国人研究者やシンクタンク、学術機関の関係者など約70人が集まった。(外交部)
中華民国(台湾)外交部は12日、国家図書館(台北市中正区)で「台湾奨助金(台湾フェローシップ)」の奨学金を受ける外国人研究者による2023年度第3回「台湾フェローシップ成果発表会」兼歳末交流会を開催した。「台湾フェローシップ」の奨学金を受ける世界各地の外国人研究者やシンクタンク、学術機関の関係者など約70人が集まった。
 
今回の発表会は「新たな地政学的状況下での前進:台湾の展望(Advancing under the New Geopolitical Landscape: Taiwan Prospects)」をテーマに、日本の東京大学の松田康博教授、バーレーンのAhlia大学のZainab Abdulnabi Jasim助教、トルコのスレイマン・デミレル大学のUmit Alperen助教、ウクライナのシンクタンク「Center for Army, Conversion and Disarmament Studies」アジア太平洋部門主任のYurii Poita氏がそれぞれ台湾での研究成果を発表するとともに、台湾の学者・専門家と交流や議論を深めた。
 
今回の成果発表会はクリスマスや新年にも近く、多くの外国人研究者が台湾での研究を終えて帰国するタイミングでもあることから、同時に歳末交流会も開催した。外交部研究設計会の陳剛毅大使が代表で祝辞を述べ、研究者たちが帰国後も、台湾の在外公館(大使館、代表処、弁事処等)が開催する台湾国費留学生向け組織「留台校友会(TAA)」のイベントに積極的に参加し、外交部がこのほど開設したTAAの公式フェイスブックページなどで台湾での暮らしについてシェアして欲しいと呼びかけた。歳末交流会ではオーストラリアのスウィンバーン工科大学からやってきたJohn Fitzgerald助教やソマリランド大統領府外国語局のGuled Yasin局長が台湾での研究生活の経験について語った。
 
外交部の「台湾フェローシップ」は2010年に開設したもの。これまでに世界各国の研究者1,400人以上がこの制度を利用して台湾を訪れ、台湾や両岸関係、インド太平洋地域を対象とした重要な議題について研究を行ってきた。今年度も合計92人が採用され、台湾で研究を行っている。台湾と海外の学術協力を促進したり、各国の知台派や親台派のオピニオンリーダーを育てるのに役立っている。
 

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