2025/06/13

Taiwan Today

外交

独外相がCOP28閉会会合で台湾のため発言、外交部が感謝

2023/12/21
国連気候変動枠組条約締約国会議(COP28)の閉会会合でドイツのベアボック外相が台湾のための発言を行ったことに対し、外交部が20日、プレスリリースで謝意を表明した。(外交部)
国連気候変動枠組条約締約国会議の閉会会合でドイツのベアボック外務大臣が台湾のための発言を行ったことに対し、外交部が20日、プレスリリースを発表して謝意を表明した。以下、その内容要約。
 
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国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(UNFCCC COP28)が11月30日にアラブ首長国連邦(UAE)ドバイで開幕。国交樹立国のうち11カ国が世界気候サミット(World Climate Action Summit)やハイレベル・セグメント(High Level Segment)などで台湾にエールを送ったのに続いて、ドイツのアナレーナ・ベアボック(Annalena Baerbock)外務大臣は12月13日のクロージング・プレナリー(閉会会合)で、「台湾は各国と同様に今会議の具体的成果に関心を寄せている」と発言、理念の近い国としてCOPで初めて公式に、グローバルな環境ガバナンスのメカニズムには台湾を含む国際社会共同の努力が必要であると呼びかけた。外交部(日本の外務省に相当)はこれに対して心からの謝意を表明する。
 
ドイツのベアボック外務大臣は、「あなた(議長を指す)は家族に感謝すべきと口にした。ドイツの外務大臣として私はこれが最も重要だと考える。今この重要なとき、あなたがドイツから来たのか、それともサモア、マーシャル諸島、コロンビア、台湾から来たのかは問わず、我々がみな今思いつくのは家族のことだ。我々が家に帰った時、かれらは我々に『何を持ち帰ったのか』とたずねるだろう。私は、今こそ我々が共に努力し、一致団結し、多様性を実現するときだと思う。それにより我々はここに来る前に自らに課した目標を達成する力を得るのである。我々は過去に行ってきたことを続けるだけではいけない。今は前進すべきときだ。今日、今回の締約国会議で共に決めた。共同で努力してこそ、我々の子どもたちの未来を救うことが出来るのだ」と発言した。
 
気候変動に国境は無く、人類の危機を前に台湾は各国と苦楽を共にする。台湾は国際社会のメンバーとしての責任を果たし、各国と密接に連携し、気候変動問題の解決に貢献したいと願っており、国際社会が、台湾のUNFCCCへの有意義な参与を支持するよう呼びかける。
 
 

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