2025/05/09

Taiwan Today

外交

蔡英文総統、日本台湾交流協会会長・日華懇会長らの表敬訪問受ける

2024/01/15
蔡英文総統は14日、日本台湾交流協会の大橋光夫会長(写真上)、日本の超党派議員連盟・日華議員懇談会の古屋圭司会長(下)らの表敬訪問を受けた。(総統府)

蔡英文総統は14日午前、日本の対台湾窓口機関、公益財団法人日本台湾交流協会の大橋光夫会長、および日本の超党派議員連盟・日華議員懇談会(日華懇)の古屋圭司会長と日華懇幹事長代行を務める自民党の金子恭之衆議院議員らの表敬訪問を受けた。蔡英文総統は、それぞれに対して、長期にわたる台湾への支持に謝意を表し、今後もさらに友好関係が深まるよう期待を示した。

以下は大橋会長および古屋会長のあいさつ要旨。

・「日本台湾交流協会」大橋光夫会長
蔡英文総統が長年にわたり、台日関係に多大な貢献を果たしたことに対して、感謝の意を表したい。先に、次期総統・副総統に選出された頼清徳副総統と蕭美琴氏のもとを訪れ、祝意を伝えた。今回の選挙結果は、蔡総統をはじめとする台湾各界の要人が推進する政策と実行力が、台湾の人々に認められたことを示している。今後も頼清徳次期総統のリーダーシップのもと、台湾での様々な分野および台日関係における発展をさらに促進するよう期待している。台湾と日本が手を携え足並みを揃え、東アジア地域の発展をけん引し、世界平和に貢献していきたい。

台北駐日経済文化代表処(台湾の駐日本大使館に相当)が毎年開催する双十国慶節(建国記念日)の祝賀レセプションでは、台湾と日本の友好関係が世界各地に広がれば、戦争が起きることなどないと信じていると話した。先ごろ発生した能登半島地震では、台湾の人々から多くの義援金が寄せられただけでなく、人的支援の申し出もあった。これに対して、日本政府と被災者に代わって心からの謝意を伝えたい。

・「日華議員懇談會会」古屋圭司会長
今回の台湾の総統選挙は、歴史の上で重要な1ページを刻んだ。民主主義の原点は選挙にある。台湾の与党・民進党は、今回の選挙で3期(12年)連続の政権獲得を目指した。中国による様々な手段による選挙介入を受けたとしても、台湾は外部からの影響に及ぼされることなく、民主的な手続きによってリーダーを選出している。これは国際社会に向けて、非常に重要なメッセージを発信したことになる。

今回の選挙を通じて台湾がさらに団結できると信じている。自由、民主主義、法治主義、基本的人権の尊重という理念を共有するすべての国が、特に東アジアと自由で開かれたインド太平洋地域において、緊密に連携しなければならない。このことは、安倍晋三元首相が提唱した理念でもあり、平和で安定した関係を築けるよう願っている。日華懇は今後も引き続き、中華民国(台湾)政府と協力し、この理念の実践に向けて、適切な行動をとっていく。

台日関係は新たな時代に入った。両国は今後、経済、社会福祉、安全保障、エネルギーなどの面で多くの厳しい課題に直面すると思われるが、必ず協力してより良い未来を生み出すことができると信じている。日本はまた、台湾海峡の平和と安定を共同で維持するため、世界各国と緊密に連携していく。蔡総統がこの8年間、日台関係の促進に尽力し、実りある成果を上げてきたことに対して、心より感謝の意を表したい。5月20日に任期を終える蔡総統が、素晴らしい終わりを迎えることを祈ると共に、退任後に日本各地へ訪問することを心から歓迎している。

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