マーシャル諸島共和国では1月22日にヒルダ・ハイネ（Hilda Heine）氏の新大統領就任式が行われる。外交部（日本の外務省に相当）の田中光政務次長（＝副大臣）は蔡英文総統の特使として中華民国（台湾）政府と人民を代表して式典に参加し、台湾とマーシャル諸島との良好な外交関係を示す。田政務次長一行は17日に出発し、23日に帰国する予定。
田政務次長は今回、同国を訪問し、蔡総統に代って同国の新大統領及び新政権の閣僚らに心からの祝意を伝える。また、同国のハイネ新大統領、Kalani Kaneko外務・貿易大臣、Brenson Wase国会議長、Issac Zackhras副議長ら政府要人と、両国による協力プロジェクトについて意見交換を行う。
外交部は、「我が国とマーシャル諸島との外交関係は良好で、両国は民主主義、自由、人権などの普遍的価値を共有する。食料安全保障、医療衛生、インフラ、気候変動への適応、女性のエンパワーメントなどの分野で長年密接な協力を続けており、それによる豊かな成果はマーシャル諸島の各界から広く評価されている。両国は今後、既存の堅実な基礎の上に協力をさらに強化し、共栄互恵のパートナーシップを追求すると共に両国の関係を深化させていく」としている。