2025/05/02

Taiwan Today

外交

リトアニアの国会議員訪問団、国家人権会の陳菊主任委員と人権問題で意見交換

2024/01/25
リトアニアの国会議員で、親台湾派議員連盟の代表を務めるMatas Maldeikis氏(右から10人目)が率いる訪問団(合計11名)が24日、国家人権委員会の陳菊主任委員(右から9人目)を表敬訪問した。(国家人権委員会)
リトアニアの国会議員で、親台湾派議員連盟の代表を務めるMatas Maldeikis氏が率いる訪問団(合計11名)が24日、国家人権委員会の陳菊主任委員を表敬訪問した。双方は台湾の人権擁護の発展の現状や人権問題などについて幅広く意見を交換した。Matas Maldeikis議員は台湾の民主主義や人権の発展を高く評価し、リトアニアと台湾がともに自由と民主主義の価値を守っていけるよう期待を寄せた。
 
陳菊主任委員は、台湾とリトアニアには多くの類似点があると指摘。いずれも大国の脅威を受けており、民主主義と平和を追求していると述べた。また、リトアニアの国会議員による訪台を歓迎し、正副総統選挙と立法委員(=国会議員)選挙直後の訪台は、「台湾の民主主義への支持を行動で示すもの」と述べた。とりわけリトアニア国会で親台湾派議員連盟の代表を務めるMatas Maldeikis議員やVytautas Mitalas副議長をはじめ訪問団に参加している与野党議員の多くが、公の場で台湾支持のために繰り返し声を上げていることに非常に感謝していると伝えた。
 
Matas Maldeikis議員は、「独裁も民主主義も始まりは個人の意志であり、それが最終的に政治制度に反映されると思っている。台湾は人権擁護に長年取り組み、それが社会の基礎になっている。だから最終的に、中国の全体主義とは大きな差が生じているのだ。現在の政治的成果は台湾の人々の努力の結果だ」と述べた。
 
また、リトアニア国会で人権委員会の委員長を務めるTomas Raskevičius議員は、「台湾とリトアニアは歴史やたどってきた境遇が非常に似ている。いずれも小国であり、独裁・権威主義体制の大国と隣接し、その脅威を受ける中、自由と民主主義の価値を努力して勝ち取った。台湾人はとりわけ人権問題において世界のリーダー的存在であり、台湾の事例はもっと共有されるべきだ。人権と自由、民主主義の価値を認める国が増えるほどその国は安全になるし、世界平和の理想を実現することができる」と述べた。Arūnas Valinskas議員も、「台湾の存在はまさに自由と民主主義の価値をアジアで実践することは可能だということを中国に対して証明するもの」と語った。
 
双方はこの会談で、台湾の民主主義や人権の発展、ジェンダー平等に関する権利、移民、死刑制度の撤廃、リトアニアの議会オンブズマンの職権などの議題について幅広く意見交換を行った。
 

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