頼清徳副総統は30日午前、米シンクタンク、ハドソン研究所代表団による表敬訪問を受けた。頼副総統はまず、同研究所のスターン(Sarah May Stern)会長、ウォルターズ(John Walters)所長らの長年にわたる台湾への支持に謝意を表し、同行したシャドロー(Nadia Schadlow)上級研究員、マイルズ・ユー(余茂春、Miles Yu)上級研究員らに対して、台湾の長年の友人だとして、心からの歓迎の意を表した。
米国のシンクタンクが、先ごろ行われた台湾総統選挙後に台湾を訪問するのは、ハドソン研究所が初めて。今回の訪問は、台湾の自由と民主主義の擁護に対する米国の学界の断固とした支持を示すだけでなく、両国の緊密で友好的なパートナーシップを改めて浮き彫りにした。同研究所は、米国において重要かつ影響力のあるシンクタンクで、今回、台湾を訪問した学者や専門家が、台湾の現状と台米関係の進展を直接理解し、今後も継続的に米国政府に対して進言することに有用だと考えられる。
スターン会長は、総統選で当選した頼副総統に祝意を表し、選挙結果に対する国際社会の反応と民主主義国家からの頼副総統への祝福が、蔡総統と頼副総統の外交政策が成功だったことを示していると述べた。また、台湾が再び熾烈な競争を伴う自由で公正な選挙を実施したことを称え、台湾は真の民主主義を切望する地域のすべての人々、さらには世界の人々にとっての灯台だと称賛した。
スターン会長はさらに、「台湾が米国と強固なパートナーシップを築いていることに感謝している。ハドソン研究所の使命は、安全、繁栄、自由な未来を実現できるよう米国のリーダーシップを促進すること。世界が権威主義に抵抗する中、台湾の民主主義への取り組みは極めて重要だ。ハドソン研究所はこれまでも蔡総統と緊密に協力してきた。今後もこの関係を継続するよう期待している」と話した。