2025/04/27

Taiwan Today

外交

台湾とエスワティニ王国、共同声明で両国の関係が盤石であることを示す

2024/02/02
外交部の呉釗燮部長(外相)は1日、アフリカのエスワティニ王国からやってきたポリレ・シャカントゥ外務・国際協力大臣と共同声明に署名し、両国の関係が盤石であることを確認した。エスワティニ王国はアフリカ南部に位置し、中華民国(台湾)と正式な外交関係を持つ。(外交部)
外交部の呉釗燮部長(外相)は1日、外交部本庁舎(台北市中正区)でアフリカのエスワティニ王国からやってきたポリレ・シャカントゥ(Pholile Shakantu)外務・国際協力大臣と共同声明に署名し、両国の関係が盤石であることを確認した。エスワティニ王国はアフリカ南部に位置し、中華民国(台湾)と正式な外交関係を持つ。
 
この式典にはシャカントゥ大臣の夫のミケロ・シャンカトゥ(Michelo Shakantu)氏、外務・国際協力省のVulindlela Kunene事務次官、在台エスワティニ王国大使館のPromise Msibi大使、それに台湾から経済部の陳正祺政務次長(=副大臣)、農業部の杜文珍常務次長、外交部の謝武樵政務次長(=副大臣)、陳立国常務次長らが立ち会った。
 
呉釗燮部長によると、シャカントゥ大臣は台湾で総統選挙が行われて以来、初めて台湾を訪問する国交樹立国の外相となる。1日の午前中には頼清徳副総統を表敬訪問し、台湾で総統選挙が円滑に行われ、且つ頼清徳副総統が次期総統に当選したことに対して祝意を示した。なお、シャカントゥ大臣は昨年11月の新政権発足に伴い、司法・憲法大臣から外務・国際協力大臣に転じたばかり。呉部長は、シャカントゥ大臣が現職就任後、ただちに台湾を訪問したことは、台湾との揺るぎない友好関係を実際の行動によって示すものだとして歓迎した。
 
呉部長はまた、「台湾とエスワティニの関係は親密な友人であり、発展のためのパートナーだ。近年両国の国家元首や政府高官は頻繁に相互訪問を行い、両国の関係が揺るぎないものであることを確認している。両国は教育、農業、医療、公衆衛生、情報通信技術等の分野で緊密な連携関係にある。今回の共同声明は、両国の関係が盤石であることを確認するだけではない。エスワティニはこの声明の中で、台湾の国際参与を支持することを改めて表明している。今回のシャカントゥ大臣の訪台が、両国の経済・貿易、投資分野での協力や、ひいては全体的な二国間関係の深化にもつながるよう期待している」などと述べた。
 
シャカントゥ大臣は、エスワティニ王国の国王ムスワティ3世や、その生母である王母ヌトンビ妃、それにエスワティニ王国の政府と国民を代表して、1月13日に台湾で総統選挙及び立法委員(=国会議員)選挙が円滑に行われことに祝意を示した。また、台湾の人々が団結して国家の主権や、自由で民主的な政治体制などを守るという強い決意を示したことに敬意を表した。
 
シャカントゥ大臣はまた、台湾とエスワティニ王国は協力の重要なパートナーだと指摘した上で、台湾が同国で展開するさまざまな協力プロジェクトが現地の住民の生活を実際に改善しているとして称え、感謝した。また、「今日署名した共同声明は、両国の盤石な友好関係を改めて確認したもので、今後も二国間関係の深化に取り組み、この関係をより堅実で緊密なものにしていきたい」と意気込みを示した。

共同声明の署名後、呉部長は午餐会を主催してシャカントゥ大臣の一行を歓待した。双方は台湾とエスワティニの経済・貿易、農業、エネルギー分野での交流や協力について広く意見交換を行った。
 
エスワティニ王国は1968年に独立し、同じ年に中華民国(台湾)と国交を樹立した。両国の友好関係は今年で56年目に突入する。
 
 

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