米国連邦議会下院の「米国と中国共産党の戦略的競争に関する特別委員会」で委員長を務めるマイク・ギャラガー議員（共和党）が22日より、複数の議員とともに台湾を訪問する。メンバーは、同じく「米国と中国共産党の戦略的競争に関する特別委員会」で筆頭委員を務める民主党のラジャ・クリシュナムルティ下院議員、ジョン・ムーレナー下院議員（共和党）、セス・モールトン下院議員（民主党）、ダスティ・ジョンソン下院議員（共和党）。「米国と中国共産党間の戦略的競争に関する特別委員会」のメンバーが台湾を訪れるのは初めてのこと。メンバーはいずれも民主・共和両党の重鎮議員で、米国連邦議会が台湾支持に対して一致したコンセンサスを持つことを示している。中華民国外交部はこれら5名の下院議員の訪台について「心より歓迎する」としている。
一行は台湾訪問期間中、蔡英文総統、頼清徳副総統（次期総統）、蕭美琴次期副総統などと会談する。また、外交部の呉釗燮部長（外相）が設宴し、台米関係や地域情勢雄など重要な議題について食事をしながら意見交換を行う。
米国連邦議会下院の「米国と中国共産党の戦略的競争に関する特別委員会」は2023年の設置以来、具体的な行動や多様な方法を通して、台湾の安全保障や中国に対する抑止力の強化を一貫して主張してきた。台湾で１月13日に次期総統選挙の投開票が行われると、委員長を務めるマイク・ギャラガー議員と筆頭委員のラジャ・クリシュナムルティ下院議員は共同で声明を発表し、台湾で自由且つ公平な選挙が遂行されたことに対して祝意を示した。なお、今回台湾を訪れる下院議員の大部分は米国連邦議会の親台湾派議員連盟「台湾コーカス」にも参加している。