呉釗燮外交部長(=外務大臣)が17日正午、台湾におけるインド大使館に相当する「インド台北協会(India Taipei Association, ITA)」の招きに応じ、台湾北部・新北市の緑光河岸公演で同協会が初めて開催したインドのホーリー祭活動に出席した。
呉外交部長はあいさつの中で自らを「誰もが知るインドファン」と称し、ITAが台湾で様々な文化交流活動を行っていることで、台湾の人々は豊かなインド文化をより深く知ることが出来、両国の人々の友情も強固になっているとして感謝した。呉外交部長は、インドの人々がより多く台湾を訪れることを歓迎すると共に、両国が引き続き経済貿易、文化教育、半導体関連技術など各分野での協力関係を深められるよう願った。呉外交部長はまた、ホーリー祭の「ホーリー」の発音が中国語の「厚禮」(手厚い贈り物)に、そして台湾語の「予你」(あなたにあげる)に近いことを説明して、会場に集まった人たちがみなこの特別な節句に命の豊かな贈り物を享受出来ることを祈った。
ITAのManharsinh Yadav会長はスピーチの中で、ホーリー祭はインドの春の重要なお祭りで、カラフルな色彩が楽しさと幸せの広がりを象徴していると説明、「インドと台湾の人たちが一緒にこれを祝っていることを目にしてとてもうれしい」と述べ、双方が寛容に楽しむ気持ちで互いの文化を祝うことを希望した。
ITAが台湾でホーリー祭活動を行うのは初めて。インドの伝統的なグルメや歌舞のパフォーマンスなどが紹介されたほか、観光や文化体験のブースも設けられて大勢の人々を引き付けた。呉外交部長は会場に集まった人たち、ならびに台湾で暮らすインドの人たちと親しく交流。インドの民族衣装をまとったインドと台湾のダンサーたちは次々に呉外交部長との記念撮影を希望、また、呉外交部長の顔に色とりどりの粉を塗って幸福を祈るなど大いに盛り上がった。