2025/05/12

Taiwan Today

外交

第3回「民主主義のためのサミット」、中華民国政府も招待受け参加

2024/03/21
第3回「民主主義のためのサミット(Summit for Democracy)」が18日から20日まで韓国で開催された。台湾からは数位発展部の唐鳳(オードリー・タン)部長(=デジタル大臣)がビデオメッセージを寄せたほか、台北駐韓国代表部の梁光中代表(=台湾の駐韓国大使に相当)が関連の会議に出席し、3日目の首脳会合にオンライン参加した。写真は唐鳳部長のビデオメッセージが流された会場の様子。(外交部)
第3回「民主主義のためのサミット(Summit for Democracy)」が18日から20日まで韓国で開催された。今年のテーマは「未来の世代のための民主主義(Democracy for Future Generations)」で、数位発展部の唐鳳(オードリー・タン)部長(=デジタル大臣)がビデオメッセージを寄せた。また、台北駐韓国代表部の梁光中代表(=台湾の駐韓国大使に相当)が関連の会議に出席したほか、3日目の首脳会合にオンライン参加した。
 
唐鳳部長がビデオメッセージを寄せたのは、サミット初日午後に行われた「AIと新興技術」をテーマにした専門家による円卓会議第2セッション。唐鳳部長は、台湾が共創(コ・クリエーション)と科学技術の力によってサイバー攻撃や認知戦からの防御に成功してきたと指摘。透明で開放的な民主主義のアプローチを堅持してこそ、新興技術がもたらす道徳的、政治的、社会的難題に効果的に対応することができると訴えた。
 
アメリカのブリンケン国務長官はサミット初日、「Building A More Resilient Information Environment」(より強靭的な情報環境の構築)」をテーマに基調講演を行い、偽情報への対応や民主主義の強靭性に言及した際、台湾の取り組みを評価した。これは、台湾の民主主義の発展の成果が、すでに各国が認めるところであることを意味している。
 
外交部は21日にニュースリースを発表し、「台湾では今年、総統選挙が円滑に行わ、台湾の民主政治の成熟と安定を改めて国際社会に示した。台湾は今年、『民主主義のためのサミット』への参加を通して、新興技術の運用によって民主主義の強靭性を強化してきた台湾の事例を国際社会と共有した。また、『専門的、実務的、貢献のあること』を原則とした国際参与によって各界から広く歓迎され、評価された。台湾はこれからも自身の強みを発揮することで、近い理念を持つ国々との連携を図り、民主主義の価値を守っていきたい」とする立場を示した。
 

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