2025/03/26

Taiwan Today

外交

モンゴル大寒波、台湾が10万ドルの寄付

2024/04/03
中華民国外交部アジアおよびアフリカ司の賀忠義司長(写真中央)は2日、駐台北ウランバートル貿易経済代表処を訪問し、Gankhuyag TUMURBAATAR大使(同左)へ援助金10万ドルを渡した。(中華民国外交部ニュースサイトより)
モンゴルでは、今年に入ってから半世紀ぶりとも言われる厳しい寒波と大雪に見舞われ、多くの人々の生活や食料供給が脅かされている。そのような中、中華民国外交部(日本の外務省に相当)西アジアおよびアフリカ司の賀忠義司長は2日、呉釗燮外交部長(外相)に代わって、駐台北ウランバートル貿易経済代表処(台湾におけるモンゴル大使館に相当)を訪問した。賀忠義司長は、Gankhuyag TUMURBAATAR大使へ中華民国政府を代表してお見舞いの言葉を伝え、政府からの援助金10万米ドルを贈った。また被災者の復興を支援するため、モンゴル赤十字社、ローマ教皇庁に本部を有する慈善団体のカリタスモンゴルへそれぞれ5万米ドルを贈った。中華民国におけるバチカン市国大使館の臨時大使、Monsignor Stefano Mazzotti司教も招きを受けて同席した。

賀忠義司長は、「台湾とモンゴルは、緊密な交流と長年の友情で結ばれている。モンゴルの人たちが過酷な寒波に襲われ、深刻な影響を受けていると知り、中華民国政府と市民は心からの懸念を示し、『モンゴル赤十字社』と『カリタスモンゴル』と手を取り合い、災害復興活動に貢献したいと考えている」と述べた。

一方、Gankhuyag TUMURBAATAR大使は、モンゴルが厳しい寒波に伴う大雪の影響を受け、多くの遊牧民の生活に大きな困難をもたらしていると説明し、台湾からの今回の心温まる援助に対して、モンゴル国外務省と国民を代表して感謝の意を表した。Gankhuyag TUMURBAATAR大使は、これらの援助を必要としている人々へ確実に届けると共に、台湾とモンゴルの関係がさらに緊密になると信じていると強調した。

近年、台湾とモンゴルの交流は、教育、文化、科学技術、医療・公衆衛生、気候変動など様々な分野において、ますます緊密になっている。モンゴルはここ数年、台湾の人々にとって人気の海外旅行先の一つでもある。台湾は、モンゴルの厳しい寒波と大雪による被害の復旧作業が順調に進み、被災者が一日も早く通常の生活に戻れることを心から願っている。

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