日本の自民党青年局の代表団は、29日から5月3日の日程で台湾を訪問している。代表団のメンバーは、青年局長を務める鈴木貴子衆議院議員を団長に、藤井一博参議院議員、金子俊平衆議院議員、山本左近衆議院議員、友納理緒参議院議員のほか、日本青年会議所(日本JC)の2023年度会頭の麻生将豊氏および幹部ら11名。この訪問に対して中華民国外交部(日本の外務省に相当)は、心からの歓迎の意を表した。
代表団は訪問期間中、蔡英文総統と頼清徳次期総統への表敬訪問を始め、韓国瑜立法院長(国会議長)、呉釗燮外交部長(外相)、台湾の対日窓口機関、台湾日本関係協会の蘇嘉全会長、蒋万安台北市長、黄偉哲台南市長らとも面会する。そのほか、台湾の経済団体「三三会(日本の経団連に類似)青年会」や青年団体「救国団」との交流が予定されている。さらに五指山軍人墓地(北部・新北市汐止区)に眠る李登輝元総統のお墓も訪れる。
鈴木貴子議員は、外務副大臣、防衛大臣政務官などの要職を歴任し、今年3月、自民党青年局局長に就任した。自民党青年局は日本において、台湾との交流の重要な窓口となっている。定期的に代表団が台湾を訪問し、台日関係や国際情勢などについて、台湾の各界と深い意見交換を行っている。局長経験者の多くは政府の要職に就いており、岸田文雄首相、元首相の安倍晋三氏、自民党副総裁の麻生太郎氏らも局長を歴任している。
台湾と日本は、頻繁・緊密な交流関係にあり、互いを重要なパートナーとしている。今回の自民党青年局の訪問は、双方の強固な友好関係を示し、様々な分野における実質的な協力関係のさらなる深化に寄与するとみられている。