2025/06/23

Taiwan Today

外交

台湾のWHA参加、米国務長官がオブザーバーとして招待するよう訴え

2024/05/03
中華民国外交部は、米国が継続的に台湾の国際参加を支持することを公表し、台湾を国際社会に貢献できる民主的で善良なパワーを持つパートナーだと認めていることに、心からの歓迎と感謝の意を表した。(中華民国外交部)

アントニー・ブリンケン米国務長官は1日(米東部時間)、「第77回世界保健総会(WHA)に台湾をオブザーバーとして招待するよう世界保健機関(WHO)に対して強く奨励する」との声明を発表した。台湾は2009年から2016年まで、WHAにオブザーバーとして参加していた。ブリンケン国務長官は、台湾の招待を再開するよう求め、国際社会が再び、台湾の専門知識と経験から恩恵を受けられるようにする狙いだ。声明はまた、台湾の公衆衛生に関する専門性と、世界的な保健危機の解決に貢献し、世界保健コミュニティを支援する台湾の能力と意欲を高く評価することに加え、WHAからの台湾の継続的な排除が、世界の公衆衛生分野における協力と安全保障を弱めることになるとも指摘した。 台湾をWHAに招待することは、「すべての人に健康を」というWHOの目標を実現する上で、非常に重要なステップだ。

27日から始まる第77回WHA総会の開催を目前に控える中、ブリンケン国務長官の声明は、台湾の国際機関への参加に対する米国の強力な支持を改めて示すものとなった。さらに、ダニエル・クリテンブリンク米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は最近、連邦議会上院・下院の外交委員会の公聴会で、台湾のWHAへのオブザーバー参加を支持するほか、国際民間航空機関 (ICAO)および国際刑事警察機構(INTERPOL)などの国際機関への参加も支持すると表明した。中華民国外交部(日本の外務省に相当)は、米国の高官が、継続的に台湾の国際参加を支持することを公表し、台湾を国際社会に貢献できる民主的で善良なパワーを持つパートナーだと認めていることに対し、心からの歓迎と感謝の意を表した。中華民国政府は、台湾の市民が国際社会に参加する権利を守り続け、既存の良好な基盤に基づいて、米国や理念を同じくする国々との緊密な協力を強化し、今後も国際社会への還元を続けていくとしている。

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