2025/04/27

Taiwan Today

外交

台湾がローマ教皇発起の「気候変動からの回復力のための地球議定書」に署名

2024/05/20
環境部の施文真政務次長がバチカンで開かれた気候変動に関する国際ワークショップに出席、ローマ教皇の「気候変動からの回復力に関する議定書」に署名した。写真はローマ教皇フランシスコ(右)に拝謁する施政務次長(左)。(外交部)
環境部(日本の環境省に相当)の施文真政務次長(=副大臣)と国立清華大学科技法律研究所の范建得教授がローマ教皇庁科学アカデミーの総長、ピーター・タークソン(Peter Turkson)枢機卿、ヨアヒム・フォン・ブラウン(Joachim von Braun)会長の招きに応じ、15日から17日までバチカンで開かれた「From Climate Crisis to Climate Resilience」(気候危機から気候の回復力へ)国際ワークショップに出席した。
 
同ワークショップで環境部の施政務次長は、バチカンによる「Planetary Protocol for Climate Change Resilience」(気候変動からの回復力のための地球議定書)に署名し、ローマ教皇による提唱への支持を実際の行動で示した。また、ワークショップ後にはローマ教皇フランシスコが台湾の代表団全メンバーと接見した。
 
施政務次長は「IN THE FRONT LINES: CLIMATE HOTSPOTS」と「ENERGY」のセッションで行った講演で台湾における「ネットゼロ」政策を紹介、2050年の「ネットゼロ」に向けた台湾の努力と成果を示した。范教授は「FOOD」のセッションで台湾のエネルギートランジションとAI(人工知能)技術を用いた革新的な計画を発表した。
 
ワークショップには米国からKristina Costa大統領副補佐官(クリーンエネルギーのイノベーション及び導入担当)、環境保護庁の長官と大統領補佐官を務めたジーナ・マッカーシー(Gina McCarthy)氏、マサチューセッツ州のモーラ・ヒーリー知事、カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事、ニューヨーク州のキャシー・ホウクル知事、ボストン市のミシェル・ウー市長が出席したほか、ロンドン、パリ、ケルン、ローマ、ミラノ、フィレンツェ、アテネなどの市長も参加した。
 
外交部(日本の外務省に相当)は、「我が国はこれからも世界的な議題についてバチカンと対話・協力し、世界の『善良な力』のため、より大きく貢献していく」とコメントしている。
 
 

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