2025/08/28

Taiwan Today

外交

頼新総統が日本台湾交流協会の谷崎理事長と日本財団の笹川会長、安倍昭恵さんと面会

2024/05/21
頼清徳新総統(右から4人目)が20日総統府で、日本の対台湾窓口機関・日本台湾交流協会の谷崎泰明理事長(同5人目)、日本財団の笹川陽平会長、故・安倍晋三元首相の妻、昭恵さんとそれぞれ面会した。(総統府サイトより)
頼清徳新総統が20日総統府で、日本の対台湾窓口機関・日本台湾交流協会の谷崎泰明理事長、日本財団の笹川陽平会長、故・安倍晋三元首相の妻、昭恵さんとそれぞれ面会した。
 
頼総統は谷崎氏との面会において、台湾と日本は互いに支え合うパートナーだとし、日本政府が数々の国際的な場で台湾のために発言し、台湾の国際参与を支持していることに感謝した。そして、今後も国際組織への参加、また「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)」など、地域における経済貿易分野の協力メカニズムへの加入に積極的に取り組み、地域と全世界の繁栄により多く貢献していく考えを示した。
 
谷崎氏は、頼総統がこの日行った総統就任演説の中で、今回の総統選での当選は民主主義の勝利を世界に伝えるものだと強調したことに触れ、日本も同様に感じて喜んでいると述べた。また、頼総統が台湾海峡の平和と安定は地域の平和と安定のみならず、世界の平和と安定、繁栄のため欠くことの出来ない重要な要素であると述べたことに対しても、日本の認識と一致していると評価した。
 
笹川氏との面会で頼総統は、日本財団と笹川平和財団が近年、海洋政策の研究と海外支援の活動に積極的に取り組むと共にパラオでの観光産業発展に協力していることを称賛、台湾と日本、パラオの三者関係の促進に大きな助けになっていると評価した。そして、今後より多くの民間交流を通じて台湾と日本の友好的な関係を強化し、協力の可能性を広げていくことに意欲を示した。
 
笹川氏は花蓮県で先ごろ起きた強い地震について触れ、被災地の再建に役立ててほしいと200万米ドルの寄付を表明した。
 
安倍昭恵さんと面会した頼総統は、改めて安倍晋三氏とその母親、安倍洋子さんを追悼すると共に敬意を表し、台日関係の深化に対する二人の貢献に感謝した。頼総統は、台湾はこれからも日本と手を取り合い、インド太平洋地域の平和と安定、繁栄と発展を維持していくほか、日本との友情を深め、「善のサイクル」が国際社会の模範となるよう努力していくと述べた。
 
昭恵さんは、自身がこれからも台湾と日本の架け橋となり、台湾の恩に報いたいと述べた。
 
 

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