2025/05/05

Taiwan Today

外交

米大統領「台湾海峡の平和守る」、米国務省「中国の軍事演習を懸念」に外交部が感謝

2024/05/28
米国のバイデン大統領が「台湾海峡の平和と安定を守る」と重ねて表明、国務省は中国による台湾周辺での軍事演習を懸念したことについて、外交部が感謝のコメントを発表した。(外交部)
米国のバイデン大統領が「台湾海峡の平和と安定を守る」と重ねて表明、国務省は中国による台湾周辺での軍事演習を懸念したことについて、外交部が26日、感謝のコメントを発表した。以下、その内容要約。
 
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米国のバイデン大統領は25日(米東部時間)、公の演説の中で再び「台湾海峡の平和と安定を揺るがず守っていく」と表明した。米国務省も同日声明を発表、中国の人民解放軍が台湾海峡及び台湾の周辺で行う合同軍事演習に強い懸念を示し、中国の動向を密接に監視しながら同じくこの問題を懸念する同盟国及び協力パートナーと協調していることを明らかにした。そして、米国は北京の自制を強く求めると共に、北京が正常かつ定例で、民主的な権力の移動に因縁をつけて軍事的に挑発していることは情勢の緊張をエスカレートさせるリスクをもたらすほか、数十年にわたって台湾海峡の平和と安定を守ってきたルールを侵蝕していると強調。台湾海峡の平和と安定は地域及び全世界の安全保障と繁栄にとって極めて重要で、国際社会が関心を寄せる問題であると指摘した。
 
米国側は理念の近い国々と合同で、台湾海峡の平和と安定が地域及び全世界の安全保障と繁栄に極めて重要であることを繰り返し表明している。外交部は、米国が再び、中国人民解放軍による我が国周辺での勝手な軍事的挑発行為を強く懸念する立場を表明し、我が国の安全保障に関するコミットメントを重ねて示してみせたことに感謝する。民主主義が挑戦にさらされている今、理念の近い国々が声をそろえて中国に理性と自制を求め、台湾への脅迫と台湾海峡の平和と安定を損なういかなる行動も停止するよう要求することは、インド太平洋地域の繁栄と発展にとって極めて重要である。
 
中国は、民主主義国では正常かつ定期的な国家元首の就任など、民主主義のプロセスを理由に軍事的な威圧に乗り出し、台湾を恫喝する各種言論を発表して我が国の民主主義の進展を公然と妨害しようとしている。しかしこれが国際社会に認められることは断じてない。かえって各国に、中国を「挑発者」、「現状を破壊する者」とみなした上での強い懸念を抱かせることだろう。
 
外交部は、北京当局が対等で尊厳のある方式で双方の交流と対話を再開し、共同で台湾海峡の平和と安定の維持に努めるよう重ねて呼びかけるものである。
 
 

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