2025/07/20

Taiwan Today

外交

米国在台協会台北事務所の新所長にグリーン氏、外交部が歓迎

2024/05/30
米国の対台湾窓口機関・米国在台協会(AIT)が29日、同協会台北事務所(AIT/T)の新所長にレイモンド・グリーン氏が就任すると発表したことを受け、外交部が同日プレスリリースを出して「心からの歓迎の意」を表した。写真は2020年12月、「グローバル協力訓練枠組み(GCTF)」の活動に出席したグリーン氏(左から1人目 当時はAIT/Tの副所長)(外交部)
米国の対台湾窓口機関・米国在台協会(AIT)が29日、同協会台北事務所(AIT/T)の新たな所長にレイモンド・グリーン氏が就任すると発表したことを受け、外交部(日本の外務省に相当)が同日、プレスリリースを出して「心からの歓迎の意」を表した。以下、その内容要約。
 
★★★★★
 
米国在台協会(AIT)は5月29日、AIT台北事務所(AIT/T)の新たな所長にレイモンド・グリーン氏が就任することを発表した。外交部はこれを心から歓迎する。
 
グリーン氏の前職は駐日米国臨時代理大使で、同氏は米国におけるベテランの外交官である。過去にはワシントンで国家安全保障会議の日本・東アジア経済担当部長、国務省東アジア・太平洋局の経済政策部長を務め、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の経済委員会(Economic Committee)議長にも選ばれた。また、我が国、日本、フィリピンにも駐在の経験があり、インド太平洋地域での業務を熟知している。
 
グリーン氏は2018年から2021年までAIT/Tの副所長を務め、台湾と米国の実質的な関係深化に注力、グリーン氏の任期内に台米関係は各分野で大きく進展した。例えば、米国が新型コロナウイルスが広がる中、我が国にワクチン250万回分を無償提供したこと。また米国務省が台湾との交流に関する制限(台湾の政府関係者との接触に関する規定)を大幅に緩和したこと。米国の台湾向け武器売却の常態化。「台米貿易及び投資枠組み協定(TIFA)」の話し合い再開、ならびに「台米経済繁栄パートナーシップ対話(EPPD)」の始動。「沿岸警備に関する作業部会を設置するための覚書」の締結ならびに「技術貿易と投資に関する協力の枠組み(TTIC)」の設置、及び「台米教育イニシアチブ」の始動。台米がインド太平洋地域の民主的統治を話し合う会議の設置及び「グローバル協力訓練枠組み(GCTF)」の規模ならびに議題の拡大などである。
 
外交部は2021年、「睦誼外交奨章 Friendship Medal of Diplomacy)」を贈り、台米関係に対するグリーン氏の貢献を表彰している。
 
グリーン氏は台米関係及びインド太平洋地域の情勢を熟知しているほか、具体的な行動で我が国に対する揺るぎのない支持を積極的に示している。政府はグリーン氏のAIT/T所長就任を心から歓迎すると共に、米国側との密接な協力が続けられること、そして台湾と米国の盤石で安定した関係を基礎に、台米のグローバルなパートナーシップをさらに強化出来ることに期待している。
 
 

ランキング

新着