インドのナレンドラ・モディ（Narendra Modi）首相の3期目の就任式が9日に行われた。台北駐インド経済文化中心の葛葆萱代表（駐インド大使に相当）はただちに中華民国の政府及び国民を代表してモディ首相に祝意を伝えるとともに、頼清徳総統からの祝電を転送した。
インドでは今月上旬、第18回国会下院総選挙が行われた。選挙のプロセスと投開票の結果に、国際社会から高い関心が寄せられた。頼清徳総統がSNSを使ってモディ首相に当選への祝辞を送ると、モディ首相はこれに返信する形で、台湾とインドが経済や科学技術分野でより緊密な関係を築き、ウィン・ウィンの関係を実現できるよう期待を寄せているとコメント。双方の関係が活発に発展していることをうかがわせた。
中華民国（台湾）外交部はこれを受けて、「インドはわが国にとって『新南向政策』の重要な対象国である。わが国の政府は、インドの新政権と全方位的な互利互恵の連携を展開し、両国の友好関係を深化させたいと願っている。また、既存の良好な基礎の上で、今後も相互交流を促進し、経済・貿易、投資、半導体技術、医療・公衆衛生、教育、文化等の分野で実質的な協力を強化し、ともにインド太平洋地域の平和と安定、繁栄を促進していきたい」とするコメントを寄せた。