頼清徳総統は7日午後、安倍晋三元首相の「三回忌」に合わせて東京都内で開かれた「第2回 安倍晋三元総理の志を継承する集い」にビデオメッセージを寄せ、安倍元首相の台日関係への寄与に感謝するとともに、これからも台湾と日本のパートナー関係を深化させ、ともにグローバルな課題に立ち向かい、より良い未来を切り開いていけるよう期待を寄せた。メッセージの全文は以下のとおり。
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安倍晋三元首相は偉大な政治リーダーでした。我々は彼の死を心から残念に思います。安倍元首相への追悼と感謝の思いは、これからもずっと持ち続けていくことでしょう。
これまで、台湾が助けを必要とするときは、安倍元首相がいつも真っ先に支援の手を差し伸べ、また国際社会で台湾のために発言してくださいました。
台湾ではいままさに、パイナップルが旬を迎えています。私は、安倍元首相が台湾パイナップルを手に取って見せてくれたあの笑顔と、台湾に寄せてくれた大きな支持を思い出します。こうした誠実な友情を、我々は決して忘れません。
安倍元首相はその生涯を、民主主義と自由と人権の価値を守るために捧げました。彼が提唱した「自由で開かれたインド太平洋」のビジョンと、彼が示した台湾海峡の平和と安定への重視は国際社会に大きな影響を与えました。
安倍元首相の台日関係への寄与に、改めて感謝申し上げます。同時に、台日間の交流と協力を支持し、促進して下さっている皆様にも感謝申し上げます。
これからも台湾は、日本とのパートナー関係を引き続き深化させていくでしょう。台湾と日本がともにグローバルな課題に立ち向かい、双方の友好関係により豊かな成果をもたらし、そしてお互いのためにより良い未来を切り開いていけるよう願っています。