蕭美琴副総統が17日午後総統府で、カナダ連邦議会上院先住民族委員会の議員らによる訪問団と面会した。
蕭副総統はあいさつの中でまず、「台湾の政府と人々を代表して心から歓迎する」と述べた上で、「台湾はカナダとの友情をとても大切にしている。協力範囲は非常に幅広い。特に先住民族間の交流ではそれぞれが社会にもたらした独特の貢献が双方の関係の中で体現されている」と指摘した。
蕭副総統は自身がかつて台湾東部・花蓮県選出の立法委員(=国会議員)だったことに触れ、同県には6種族が暮らしており、美しい風景と共に豊かな先住民族文化が存在すると説明。その上で、先ごろ台湾の先住民族が団体を組んで米ハワイで開かれた太平洋芸術文化祭(Festival of Pacific Arts, FestPAC)に参加、太平洋地域からやって来た数千人の先住民族アーティストたちと交流して先住民族文化の活力を共に祝ったことは非常に有意義な体験だっただろうと評価した。
そして蕭副総統は、台湾とカナダとの協力関係について、「協力が可能な分野がまだかなり多くある」と述べ、双方が各分野で引き続き協力することで関係をより活発に発展させられることに期待を寄せた。
一行はカナダ連邦議会上院先住民族委員会のブライアン・フランシス(Brian Francis)委員長、上院におけるカナダ保守党のDavid Wells主席、上院のKim Pate議員、Judy White議員、下院のMarcus Powlowski議員、Leah Gazan議員、Lori Idlout議員、Blake Desjarlais議員。外交部の田中光政務次長(=副大臣)とカナダ駐台北貿易弁事処のJim Nickel代表が付き添う中、この日総統府を訪れた。