日本の自民党青年局海外研修団が19日から台湾を訪問する。外交部(日本の外務省に相当)は16日、「心から歓迎する」とのプレスリリースを発表した。以下、その内容要約。
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日本の自民党青年局海外研修団が19日から23日まで台湾を訪問する。局長の鈴木貴子衆議院議員が団長を務め、国会議員8名のほか、自民党の地方における党青年組織のメンバーら合わせて70名あまりが訪台する。外交部は同研修団が台湾を訪れて交流することを心から歓迎する。
同研修団は滞在期間中に頼清徳総統、蕭美琴副総統と会談するほか、立法院(国会)の韓国瑜院長(=国会議長)、台湾の対日本窓口機関・台湾日本関係協会の蘇嘉全会長らを表敬訪問する。また、台湾東部・花蓮県を訪れて震災(今年4月3日にマグニチュード7.2の地震が発生。18人死亡)後の再建状況を視察すると共に花蓮県の観光振興のための宣伝に協力する。
自民党青年局は同党が台湾と交流する際の重要な窓口であり、長年、台日協力と交流に積極的に取り組んできた。今年4月3日に花蓮県で地震が起きると、同局はただちに日本の各界で募金活動を発動、4月30日には鈴木局長が総統府を訪れ、集まった寄付金と義援金の目録を蔡英文総統(当時)に手渡した。
自民党青年局の幹部の多くは将来性ある国会議員が務めており、歴代の局長の多くはその後日本政府の要職に就いている。鈴木局長は同局で二人目の女性局長。大規模な訪問団を率いての訪台は我が国に対する重視を存分に示しており、台日双方の各分野における実質的な協力関係のさらなる深化につながるものである。