2025/07/18

Taiwan Today

外交

林佳龍外交部長、自民党の金子恭之議員による表敬訪問受ける

2024/08/28
林佳龍外交部長(写真右)を表敬訪問した自民党組織運動本部長の金子恭之議員(左)は、台湾と日本が今後も様々な分野で関係を深め、今後も台日友好の架け橋となれるよう望んでいるとした。(中華民国外交部ニュースサイトより)

中華民国(台湾)外交部(日本の外務省に相当)の林佳龍部長(外相)は26日、日本・自由民主党組織運動本部長の金子恭之衆議院議員による表敬訪問を受けた。双方は、台日関係、半導体産業面での協力、日本の政治経済の現況、地域経済統合化などについて活発な意見交換を行った。

林部長はまず金子議員の台湾訪問を歓迎し、世界最大の半導体ファウンドリ、TSMC(台湾積体電路製造)が熊本県に半導体工場を建設し、両国の半導体産業面での協力が順調に進んでいることを喜んだ。林部長はまた、金子議員が自民党青年局の局長在任中、代表団を率いて台湾を訪問していたことや、これが今日まで続く素晴らしい伝統を形成し、台湾と日本の友好関係や交流を促進するなど、その影響が広範囲に渡っていることに感謝した。

一方、金子議員はあいさつで、「台湾と日本は非常に友好的な関係で、特に熊本県のTSMC半導体工場ができてからは、現地で『台湾ブーム』が巻き起こっている。これは、台湾と熊本における友好関係を示しており、とても喜ばしく思う。台湾と日本は地理的にも近く、人的つながりも緊密だ。双方は今後も、外交、安全保障など様々な分野で関係を深めるべきで、引き続き台日友好の架け橋としての役割を果たせるよう望んでいる」と語った。

台湾はすでに「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)」への加盟申請を行っている。今年のCPTPP議長国であるカナダは、オークランド三原則に関する新たなガイドラインを提出し、加盟国が参加を申請している国々と非公式で協議を行うことを奨励している。これを踏まえて林部長は、台湾が1日も早くCPTTPに参加できるよう、日本に対しても支持や協力を求めたいと伝えた。

金子議員は、熊本の選挙区で当選したベテラン議員。総務大臣などの要職を経て、現在は台湾に友好的な日本の超党派議員連盟「日華議員懇談会」の幹事長代理を務める。

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