2025/05/04

Taiwan Today

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外交部の「国際青年大使」、中米のベリーズとグアテマラ訪問を終える

2024/08/30
中華民国(台湾)外交部の今年の「国際青年大使」の一行が8月20日から29日まで、中米の国交樹立国であるベリーズとグアテマラを訪問した。写真中央はグアテマラのベルナルド・アレバロ大統領。(外交部)
中華民国(台湾)外交部の今年の「国際青年大使」の一行が8月20日から29日まで、中米の国交樹立国であるベリーズとグアテマラを訪問した。一行は台湾の高品質のコーヒーや茶葉を宣伝したり、訪れる先々でダンスや音楽などのパフォーマンスを披露し、訪問先から高く評価され、任務を順調に遂行した。
 
外交部の「国際青年大使交流プログラム」は、台湾の青年(18歳から35歳までの学生)の国際参与を政府が支援することを目的とした重要なプロジェクトで、2009年の開始以来、台湾の優秀な学生1,800人以上を海外に派遣してきた。今年は定員を50名に拡大。過去最大規模の訪問団となった。
 
一行が最初に訪れたのはベリーズだ。今年は中華民国(台湾)とベリーズの国交樹立35周年の節目の年で、両国の友好関係をアピールするためにも、「国際青年大使」の訪問は極めて大きな意義を持つものとなった。ベリーズのフランシス・フォンセカ外務・貿易大臣は8月4日に開催されたレセプションに参加し、台湾の学生が挑戦したベリーズの国鳥「キールビルド・トゥーカン」を描いたラテアートを観賞したりして、台湾の「青年大使」らと親しく交流し、激励の言葉をかけた。
 
ベリーズ滞在中、「青年大使」の一行は同国の外務・貿易省を訪問し、アマリア・マイ次官の歓待を受けた。また、地元の大学や中学校なども訪問し、ベリーズの若者たちと交流を深めた。ベリーズの青年代表が主催する「気候変動、持続可能な発展と海洋保全」をテーマにしたシンポジウムにも出席し、環境の持続可能な発展について現地の若者と白熱した議論を交わした。「青年大使」らはベリーズの3つのテレビ局の取材も受け、ベリーズの視聴者に台湾の存在をアピールした。
 
次に訪れたグアテマラでは、今回の訪問のハイライトが待っていた。一行は8月27日、グアテマラの大統領府を訪れ、ベルナルド・アレバロ大統領を表敬訪問。大統領に台湾の茶道文化について紹介し、その場で東方美人茶をたてて献茶したほか、ラテアートでグアテマラの国鳥「ケツァール」を描いて見せたりした。「青年大使」らはほかにダンス、音楽、ディアボロなどのパフォーマンスを披露。伝統と現代文化を融合させたパフォーマンスで、台湾文化の多様性を余すところなく伝えた。ベルナルド・アレバロ大統領も「青年大使」たちから求められて写真撮影に応じるなど、気さくに交流を深めた。
 
グアテマラではこのほか、大統領夫人であるルクレシア・ペイナド氏が「大統領夫人社会事業庁」のケアを受ける複数の高齢者らを率いて、「青年大使」らとともに外交部の外郭団体、財団法人国際合作発展基金会(ICDF)が技術協力プロジェクトの一環で同国に設置した「竹材応用研究センター(Centro de Transformación e Investigación de Bambú)」を訪問し、台湾の「青年大使」らと一緒に台湾茶を味わうなどした。「青年大使」の一行はまた、グアテマラのLiwy Grazioso文化スポーツ大臣を表敬訪問し、「文化の保存」をテーマに意見を交わした。さらに、グアテマラ外務省を訪問し、María Luisa Ramírez副大臣と交流したほか、地元の大学でも互いの国情の紹介や文化パフォーマンスなどで交流を深めた。
 

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