2025/05/03

Taiwan Today

外交

米下院議員やラテンアメリカおよびカリブ海地域の政府高官など、双十国慶節を祝うために続々台湾入り

2024/10/08
10月10日の双十国慶節祝賀式典に出席するため、米連邦議会の下院議員団や、ラテンアメリカおよびカリブ海地域に位置する国交樹立国の政府高官や要人らが続々と台湾入りしている。写真は7日、米連邦議会のデビー・レスコ下院議員(共和党)が率いる議員団を歓待した外交部の林佳龍部長(右から2人目)。(外交部)
10月10日は中華民国の建国記念日に相当する双十国慶節であり、総統府前で祝賀式典が開催される。この祝賀式典に出席するため、米連邦議会のデビー・レスコ下院議員(共和党)が率いる議員団が6日から11日まで台湾を訪問している。また、ラテンアメリカおよびカリブ海地域に位置する国交樹立国からも7日から9日にかけて、政府高官や要人らが相次いで台湾入りすることになっている。
 
そのうち米連邦議会の訪問団は、デビー・レスコ下院議員をはじめ、アンディ・ビッグス下院議員(共和党)、キャロル・ミラー下院議員(共和党)とその配偶者、それに国会職員など。一行は7日、外交部の林佳龍部長(外相)による歓待を受けた。一行は10日の祝賀式典に出席するほか、蕭美琴副総統を表敬訪問し、台米関係、台湾海峡および台湾を取り巻く地域の安全保障、経済・エネルギー政策など重要な議題について意見交換を行うことになっている。
 
デビー・レスコ下院議員は2016年、米南西部の議会のリーダーらとともに台湾を訪問したことがある。その他の議員は初めての台湾訪問。いずれも長期的にインド太平洋の地域情勢や台湾海峡の安全に関心を寄せ、台湾に友好的な立場をとっている。これまで議案への支持や合同書簡への署名など多様な方法で台湾の民主主義を肯定し、台湾の人々を支持する姿勢を示してきた。
 
また、これとは別に、ラテンアメリカおよびカリブ海地域に位置する国交樹立国からも、祝賀式典に参加する政府高官や要人らがやってくる。ベリーズのコーデル・ハイド副首相、セントビンセント及びグレナディーン諸島のモンゴメリー・ダニエル副首相、セントルシア元老院(上院)のアルビナ・レイノルズ議長と代議院(下院)のクローディアス・フランシス議長、グアテマラのルクレシア・ペイナド大統領夫人などが、中華民国政府の招きに応じて7日から9日までの間に台湾入りし、10日の祝賀式典に出席することになっている。
 
ラテンアメリカおよびカリブ海地域の政府高官らは台湾滞在期間中、頼清徳総統や蕭美琴副総統をそれぞれ表敬訪問して会談を行うほか、祝賀式典当日は式典の来賓として正副総統に賀詞を述べ、式典とその後のレセプションに出席する。また、外交部の手配により、国家発展委員会、内政部国土発展署、経済部水利署、交通部高速公路局などの政府機関を訪問し、半導体産業の発展、公衆衛生・医療、社会福祉、カルチャー・クリエイティブ産業分野で意見交換を行う。外交部は、国交樹立国の政府高官と台湾の各方面での成功事例や経験を共有することで、台湾の優位性をもって国交樹立国の発展を助け、「栄邦計画」を基礎とする「総合外交」の目標を達成したいと考えている。
 
※栄邦計画
経済・貿易分野で台湾とのつながりを強化することで、中華民国と外交関係を持つ国々を繁栄させることを目的とした外交政策を指す。
※総合外交
「民主主義」を核心とする「価値外交」、「平和」を核心とする「同盟外交」、「繁栄」を核心とする「経済・貿易外交」をまとめたもの。
 

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