2025/05/18

Taiwan Today

外交

パラオ国務大臣、外交部主催のパラオ投資セミナーに出席

2024/10/14
台湾を訪問したグスタフ・アイタロー国務大臣(右から4人目)一行は、セミナーに出席したほか、「台中市・マルキョク州姉妹都市協定」に署名、12日に高雄へ向かい、14日には帰国の途についた。(中華民国外交部ニュースサイトより)
パラオのグスタフ・アイタロー国務大臣(外相)率いる訪問団は11日、台湾中部・台中市で中華民国(台湾)外交部(日本の外務省に相当)が主催、台中市が共催した「パラオ投資機会セミナー」に出席した。台湾からは、中部地域の輸出入貿易、食品加工、観光・ホテル、精密機器、製菓、建設などの業者の代表者30名が出席した。
 
訪問団のメンバー、Frutoso Tellei下院議員は、アイタロー国務大臣に代わってあいさつし、「今回のイベントを開催した外交部と台中市に感謝している。訪問団メンバーは、パラオが台湾のビジネス界との経済・貿易協力を深め、両国の経済に活力を吹き込めるよう、パラオと台湾企業における経済・貿易提携の深化を望んでいる。パラオはすべての投資家を歓迎し、台湾の製造業者に質の高い投資条件と必要な支援を提供していく。両国間の経済・貿易交流が、台湾とパラオの長期にわたるパートナーシップを強化し続けるよう期待している」と述べた。
 
同セミナーは、林佳龍外交部長(外相)の積極的な働きかけによって開催が実現し、9月に開催された海外で展開する台湾系企業による会議「アジア台湾商会聯合総会」に次いで、パラオ訪問団が出席した国際イベント。同総会には、パラオのスランゲル・ウィップス・ジュニア(Surangel Whipps, Jr.)大統領も台湾を訪れ出席し、「パラオの観光開発と投資の促進に関する共同声明」に署名した。これを受けて中華民国政府は、経済・貿易、外交推進の具体的な成果を改めて示した。外交部は今後も、経済・貿易、外交を推進し、活気あふれる民間企業の豊富なエネルギーを活用し、パラオにおける質の高い投資機会の開拓と経済発展を支援し、両国間の緊密な友好関係を深めていく狙いだ。
 
アイタロー国務大臣一行は、「パラオ投資機会セミナー」に出席したほか、パラオ・マルキョク州のヘナロ・ポロイ知事と盧秀燕台中市長が「台中市・マルキョク州姉妹都市協定」に署名、アイタロー国務大臣と外交部亜東太平洋司(東アジア・太平洋局)の藍夏礼司長が立ち合った。一行はその後、12日に高雄へ向かい、14日には帰国の途についた。

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