2025/04/28

Taiwan Today

外交

外交部が世界華人工商婦女企管協会の総会で各国から集ったビジネスウーマンらを歓迎

2024/10/16
外交部が14日夜、「世界華人工商婦女企管協会」による今年の年次総会のため帰国した海外在住の女性エリートらをもてなすレセプションを開催した。(外交部)
「世界華人工商婦女企管協会」による今年の年次総会及び第10回「華冠奨(賞)」授賞活動が台北市内で14日に行われ、外交部(日本の外務省に相当)が同日夜、同イベントのため帰国した海外在住の女性エリートらをもてなすレセプションを開催した。レセプションには帰国した750人を超える女性エリートのほか、オーストラリアの駐台代表(=大使)、米国各州の駐台弁事処の処長や代表らが集まり、にぎやかかつ温かな雰囲気の中で活発な交流が行われた。
 
あいさつした林佳龍外交部長(=外務大臣)はまず、「世界華人工商婦女企管協会」が30年にわたって経済貿易分野での交流活動や女性のエンパワーメント推進、様々な公益活動、国際的な人道支援などに取り組み、政府の国民外交を後押ししてくれていることに謝意を表した。また現職の総会長、歴代の総会長への謝意と新たに選出された総会長への祝意を示し、同協会及び台湾の企業家すべてが協力して民主主義を核心とする「価値外交」、そして「栄邦計画」を推進してくれるよう求めた。「栄邦計画」とは、経済・貿易分野で台湾とのつながりを強化することで、中華民国(台湾)と外交関係を持つ国々を繁栄させることを目的とした外交政策を指す。
 
林外交部長は、「半導体の強靭なサプライチェーン」、「信頼出来るネットワーク」、「海外でのサイエンスパーク計画」、「スマート医療」、「スマート農業」、「新エネルギーとカーボンクレジット」、「ソブリンAI」の七つの重要項目で共に協力し、台湾を「世界の台湾」に育て、台湾に新たな視野をもたらそうと呼びかけた。
 
続けて林外交部長は、今回「華冠奨」を獲得した女性企業家10名を祝福、歴代の受賞者のキャリアと業績は台湾が持つ経済力の表れであるほか、台湾女性のエンパワーメントを示す最良の模範だと称えた。また、タイのスマートシティ、パラグアイのサイエンスパークなどを例に、友好国に「台湾シティ」を建設して台湾産業の特性を発揮させる政府の計画を説明した。
 
「世界華人工商婦女企管協会」は1994年に発足。華人による企業の女性団体としては世界最大規模で、国内外に89の分会を持つ。会員の多くは優れた実績を誇る世界各地の中華系ビジネスウーマン。毎年の総会では傑出した女性10名を選び出して「華冠奨」を贈るほか、事業経営で実績のある模範的な会員夫婦を対象にした「牽手奨」の授賞式も行われる。
 
 

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