2025/07/20

Taiwan Today

外交

蔡英文前総統、チェコに続いてフランスを訪問

2024/10/17
蔡英文前総統は15日、チェコに続いてフランスを訪問した。翌16日午前中にはフランスの名門校パリ=サクレー大学を訪問したほか、午後はフランス上院を訪問し、30人余りの議員らと交流を深めた。(蔡英文前総統フェイスブックより)
蔡英文前総統は15日、チェコに続いてフランスを訪問した。翌16日午前中にはフランスの名門校パリ=サクレー大学を訪問したほか、午後はフランス上院を訪問し、30人余りの議員らと交流を深めた。
 
蔡英文前総統は16日午前9時ごろ、パリ=サクレー大学を訪問した。同大学では学長で生物学者のCamille Galap教授やシルビー・ルタイヨー前高等教育・研究大臣などが自ら出迎え、台湾との科学技術分野での学術提携に高い意欲を示した。蔡前総統は招きに応じて同大学のAIセンターとナノ・テクノロジーセンターに足を運び、同時に同大学のAI関連計画への理解を深めた。
 
台湾の教育部と同大学は15日に、博士の学位取得を目指して同大学に留学する台湾人学生を対象とする奨学金給付制度確立のための協定を結んだばかり。調印式には今年8月まで駐仏代表(台湾の駐仏大使に相当)を務めていた外交部の呉志中政務次長(=副大臣)も立ち会った。呉志中政務次長は駐仏代表在任中、台湾とフランスの科学技術協力協定の調印を実現し、科学技術と学校間の連携を強化してきた。
 
蔡前総統はその後、400年以上の歴史を持つ仏上院を訪問した。その後、仏議会における親台湾派議員グループの代表者であるジャン=バティスト・ルモワンヌ議員らとともに食堂へ向かい、上院・下院合わせて30名近くの与野党議員とともに昼食をとった。
 
あるフランスの国会議員は、「蔡英文氏は台湾の民主主義とレジリエンスを象徴する人物。今回、台湾の国家元首経験者が初めて欧州を訪問し、歴史を塗り替えた。これによって台湾とフランスの関係の深化が促進されるだろう」と期待を寄せた。
 
また、郝培芝駐仏代表は台湾のメディアの取材に対して、「今回の蔡前総統の訪問は台湾とフランスの関係を『新たな歴史の高み』へ引き上げるもの。双方の各方面の交流の『ブレークスルー』が近く見られるかもしれない」と述べた。
 

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