2025/05/29

Taiwan Today

外交

台湾・パラグアイ、一般査証相互免除取極を締結

2024/12/02
「中華民国(台湾)政府・パラグアイ政府における一般査証相互免除取極」に署名した林佳龍外交部長(写真右)とラミレス外相(同左)。双方は、引き続き友好関係を深化させ、各分野で協力していくことを確認した。(中華民国外交部ニュースサイトより)
外交部(日本の外務省に相当)の林佳龍部長(外相)は11月29日、台湾を訪問したパラグアイのルベン・ラミレス・レスカノ(Rubén Ramírez Lezcano)外相と「中華民国(台湾)政府・パラグアイ政府における一般査証相互免除取極」を締結した。林部長は締結式後、ラミレス外相とその訪問団一行の台湾訪問を歓迎する晩餐会を開催した。双方は、引き続き友好関係を深化させることを確認し、二国間の経済貿易交流の推進、台湾・米国・パラグアイ3カ国協力の模索などについて意見交換を行った。
 
ラミレス外相を歓迎した林部長は「5月に行われた頼清徳総統の就任式に出席するため、サンティアゴ・ペーニャ(Santiago Peña)パラグアイ大統領に同行して以来、再び台湾を訪問したことは、両国の深くて緊密な友好関係を示している。双方は、世界の政治経済情勢、各分野における二国間協力計画、台湾の電気バス、食品加工、紡績工業、農畜産物の輸入など経済貿易に関する投資問題について意見交換を行った。ラミレス外相は、台湾がパラグアイにおいて進める『栄邦計画』に期待を寄せている。両国に相互利益と共通の繁栄ビジョンがもたらされるよう望んでいる」と述べた。
 
一方、ラミレス外相は、ペーニャ大統領初めパラグアイの政府と市民が台湾を断固として支持していることを改めて伝えた。また、将来的には、台湾・米国・パラグアイによって3カ国協力モデルを構築し、自由、民主主義、基本的人権などの普遍的価値を共同で守れるよう願っているとした。今回、一般査証相互免除取極を締結したことによって、両国の市民の交流がさらに深まり、台湾企業によるパラグアイ投資の利便化がさらに進むよう期待を寄せた。

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