親睦会は、2024-25年度国際ロータリー会長を務めるステファニー A. アーチック氏(Stephanie A. Urchick)を始め、米国、日本、韓国、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピンなど18カ国のロータリアンと台湾のロータリアン1,000人以上が出席し、大盛況となった。
呉政務次長はあいさつで、「外交部を代表し、林佳龍外交部長に代わって、世界各国のロータリアンの台湾訪問に対する歓迎の意を表する。また台湾のロータリアンが長きにわたって、公共の福祉を増進し、社会に関心を寄せ、国際人道支援への参加などを通じて、国際社会における台湾への理解を深め、各国のロータリークラブとのパートナーシップを確立していることに感謝する。2026年の国際ロータリーの年次総会(Rotary International Convention)は、台湾で開催される予定。世界150カ国以上から3万人のゲストを歓待する。総会開催に向けて積極的に尽力してきた台湾の関係者にも感謝を伝えたい」と語った。
これに関連して、蕭美琴副總統は2日午前、ステファニー A. アーチック会長と台湾のロータリー12地区のガバナーによる表敬訪問を受けた。蕭副総統は、国際ロータリーの台湾や国際社会に対する貢献を称え、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を共同で推進し、基本的人権、自由、民主主義などの共通の価値観を促進するために、今後も協力し続けるよう望んでいるとした。
蕭副総統は英語であいさつし、「国際社会は現在数多くの問題に直面している。従って、理念を同じくするパートナーとの共同の努力が必要とされている。台湾はアジアの中でも慈善活動に対する意識が高いと言われている。これは台湾の人々によるおもてなしや相互扶助、助け合いの精神の表れで 、非常に誇りに思う」と述べた。
蕭副総統によると、台湾の人々は、地震、台風など自然災害に見舞われた時に、幾度となく国際社会からの援助を受けてきた。新型コロナウイルス感染症のパンデミックでは、米国、日本、チェコ、リトアニアなどから台湾へワクチンが贈与された。台湾も同様に、公衆衛生の支援、多くの物資の寄付に向けて貢献するため、尽力している。