外遊の往路で米ハワイを経由し、2日間滞在した頼清徳総統は飛行機で約5時間の移動を経て、現地時間3日(台湾時間3日午前)、マーシャル諸島のアマタ・カブア国際空港に到着した。頼清徳総統のこの日の日程は以下のとおり。
国会で演説
マーシャル諸島に到着した頼総統はその足で国会へ向かい、Brenson Wase議長及びIsaac Zackhras副議長と会談を行った。その後、マーシャル諸島のヒルダ・ハイネ大統領とBrenson Wase議長に伴われ、国会で演説を行った。
マジュロ病院AI・遠隔医療センターのオープニングセレモニー
頼総統は続いて、マーシャルの首都マジュロにある国立マジュロ病院に台湾の支援によって設置された「人工知能(AI)・遠隔医療センター」のオープニングセレモニーに出席した。頼総統のほか、ヒルダ・ハイネ大統領、総統府の潘孟安秘書長、外交部の林佳龍部長、衛生福利部の林静儀次長、マーシャル諸島のカラニ・ラドフォード・カネコ外務・貿易大臣、オタ・キシノ保健大臣、マジュロの伝統的リーダーらがテープカットに参加した。
台湾技術団の成果示すマーケット
頼総統の一行はその後、ヒルダ・ハイネ大統領やカラニ・ラドフォード・カネコ外務・貿易大臣、天然資源・商業省のJess Gasper Jr.大臣代理などとともに、マーシャル諸島で技術支援などを行う台湾技術団のマーケットを視察した。アダン(タコノ木)の実で作ったウイスキー(ボップ ウィスキー)をはじめとする加工品や手工芸品の展示、地元の漁業庁や技術団によるキッチンエリアなどのブースが並ぶ中、頼総統は関係者と交流を深めた。
大統領及び閣僚と会談
頼総統は現地時間3日午後(台湾時間3日午前)、マーシャル諸島のヒルダ・ハイネ大統領や閣僚らとの会談を行った。頼総統は、マーシャル諸島と手を携えてさまざまな課題に立ち向かい、より多くの成果を出し、そして両国の友好を深めるために努力していきたいと伝えた。
ヒルダ・ハイネ大統領主催の歓迎晩さん会
頼総統は現地時間3日夜(台湾時間3日午後)、ヒルダ・ハイネ大統領が主催する歓迎晩さん会に出席した。頼総統は、「台湾とマーシャル諸島は同じオーストロネシア語族の文化を持ち、同じように民主主義を大切にし、自由を熱愛している本物の家族だ。これからも両国の友好を深め、この関係が末永く続くことを願う」と述べた。