2025/07/10

Taiwan Today

外交

ポーランド上院副議長の一行が台湾を訪問

2024/12/10
ポーランド上院のミハウ・カミンスキ(Michał Kamiński)副議長(右から5人目)が率いる一行が9日に台湾を訪問した。14日まで滞在する。(外交部)
ポーランド上院のミハウ・カミンスキ(Michał Kamiński)副議長率いる一行が9日に台湾を訪問した。14日まで滞在する。訪問団を構成するのはほかに、ポーランド国会で親台湾派議員グループの代表を務めるKrzysztof Truskolaski議員、副代表を務めるBeata Małecka-Libera議員、Andrzej Gawron議員、Konrad Frysztak議員、Krzysztof Lipiec議員、Łukasz Osmalak議員などの超党派議員だ。中華民国外交部は9日にニュースリリースを発表し、一行の訪台を歓迎するとコメントした。
 
一行は台湾滞在期間中、頼清徳総統、立法院の韓国瑜院長(国会議長)などを表敬訪問するほか、国家安全会議の呉釗燮秘書長と外交部の林佳龍部長がそれぞれ主催する宴会でもてなしを受ける。また、台湾のシンクタンクを訪問し、国防や安全保障、社会全体の防衛の強靭性、認知戦などの議題について学者・専門家らと意見交換を行う。新竹にある国家太空中心(台湾国家宇宙センター、TASA)やサイエンスパークなども訪問する予定だ。
 
外交部のニュースリリースによると、ミハウ・カミンスキ副議長は「台湾にとってゆるぎない友人」であり、これまでに何度も台湾を訪問している。また、中国のポーランド国会に対する威圧にも長く抵抗してきた。ポーランド国会の親台湾派議員グループのメンバーは近年、台湾が世界保健機関(WHO)や国際民間航空機関(ICAO)などの国際組織に参加することを継続的に支持しており、今年5月には合同声明を発表して、台湾の国際参与を支持し、台湾海峡の平和と安定への懸念を示した。
 
外交部は、こうした支持に「心から感謝する」とした上で、ポーランドは台湾にとって「堅実なパートナー」であり、台湾とポーランドはいずれも自由、民主主義、法の支配の追求に取り組み、同じく権威主義拡張の最前線に直面していると指摘。「既存の関係を土台とし、これからもポーランドと各分野で交流を拡大し、双方にとってウィン・ウィンの関係を強化していきたい」と期待を寄せている。
 

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