2025/05/02

Taiwan Today

外交

外交部、ジェンダー平等に関するワークショップ開催

2024/12/11
2024LEAPワークショップは、来年3月のCSWで台湾のジェンダー平等への行動力をアピールし、経験や成果を国際社会と共有するための準備活動だ。(中華民国外交部ニュースサイトより)
外交部(日本の外務省に相当)は、台湾の非政府組織(NGO)「財団法人婦女権益促進発展基金会」(以下、「婦権会」)と共同で11月23日と24日に台湾北部・台北市において、「2024LEAPワークショップ」を開催した。ワークショップには、台湾および海外から100人近くの専門家、学者、青年リーダーが参加した。2025年3月は、米ニューヨークで「台湾ジェンダー平等ウィーク(Taiwan Gender Equality Week)」が開催されるなど、フェミニスト外交に関する一連のイベントの幕開けとなる。関連する活動は、台湾と国際的なジェンダー平等の取り組みとのつながりを強化し、ジェンダー平等分野における、台湾の国際参与と認知度を高める助けになるとみられる。
 
「リーダーシップ、イニシアチブ、パートナーシップ力」をテーマとした同ワークショップには、「世界ガールガイド・ガールスカウト(WAGGGS)」世界理事会のCandela González議長、世界平和女性連合(WFWP)の堀守子会長、国際ビジネス・プロフェッショナル女性連盟(BPWインターナショナル)のネパール・バグマティ州支部のAvipsa Prasai副会長ら多くの国際的に著名な女性リーダーが招きに応じて出席した。国際的なジェンダー問題の動向や青年リーダー育成における実践経験について議論し、台湾の女性のエンパワーメントを支援するNGO職員が、異文化コミュニケーションや国際協力スキルを向上できるよう支援するとともに、公的機関の代表者との交流も深める狙いだ。
 
同ワークショップはまた、女性のエンパワーメント分野における国際交流を促進するだけでなく、台湾の青年リーダーやNGO職員が、来年開催される「第69回国連女性の地位委員会(CSW69)」のサテライトミーティング・同時開催ミーティングに参加するよう奨励している。来年のCSWは、各国がジェンダー平等と女性のエンパワーメント政策を実施してきた過去30年間を総括する重要な会議となる。そのため台湾の積極的な参加は、台湾のジェンダー平等イニシアチブに関する行動力をアピールし、ジェンダー平等推進における経験や成果を国際社会と共有できる場ともなる。
 
外交部と婦権会は2020年から、毎年3月に行われるCSW期間中に、台湾ジェンダー平等ウィークとして、関連するイベントを開催している。2025年のイベントについても順次発表される予定。外交部は、NGOパートナーが台湾のフェミニズムを主張するために、官民を問わず参加し、協力することを歓迎している。関連情報については、外交部の「NGO雙語網站(バイリンガルウェブサイト)」および婦権会のウェブサイトを参照のこと。

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