2025/02/24

Taiwan Today

外交

外交部・教育部主催の英語大会選抜チーム、米・カナダ訪問

2025/01/22
林外交部部長(写真前列左)は、米国・カナダを訪問する高校生たちが、世界と密接につながり、台湾のソフトパワーを推進する代弁者となるよう期待していると語った。(外交部)
外交部(日本の外務省に相当)、教育部(日本の文科省に類似)が先月(2024年12月)に開催した「2024年度外交小尖兵(Teen Diplomatic Envoys)」選抜英語コンテストを勝ち抜いた5チームは、2グループに分かれて2月3日、それぞれカナダと米国へ出発する。
 
これに先立ち外交部は21日午後、「外交小尖兵訪問団」の団旗授与式を開催した。林佳龍外交部長(外相)が式を執り行い、教育部の張廖萬堅政務次長(副大臣)、カナダ駐台北貿易弁事処の政治経済および広報室のCharles Hudon室長、米国在台協会台北事務所(AIT/T)のAnne Foss文化担当官らが出席した。
 
2024年外交小尖兵コンテストを勝ち抜いたのは、台北市の私立復興実験高級中学(高校)、彰化県の私立精誠高級中学、台北市の私立静心高級中学、台中市の明徳高級中学、台北市立第一女子高級中学の5校。第一グループは、カナダのバンクーバー、米国のシアトル、サンフランシスコ、第二グループは、米国のワシントン、ニューヨーク、ボストンを訪問する。11日間の旅程で、現地の各界の人々や様々な学校の生徒たちとの交流が予定されている。
 
林部長は、「参加する生徒たちが世界と密接につながり、世界の持続可能な発展に関心を持ち、世界の持続可能な繁栄に貢献できるよう期待している。そして台湾のソフトパワーを推進する代弁者となり、『人人都是外交官(誰もがみな外交官)』の精神を発揮してほしい」と激励した。
 
林部長によると、2024年度外交小尖兵コンテストは、「SDGsの実践、台湾の若者は素晴らしい」をテーマとして、台湾全土から79チーム、300名以上が参加し、その中から5チームが選抜された。
 
同コンテストでは、過去に選抜された優秀な58チームが、各国の議会やNGO、在外公館を訪問し、現地の高校と交流した。台湾の新世代の創造性とエネルギーを世界にアピールしている。
 
頼政権は「青年百億海外円夢計画」を推進し、4年間で100億台湾元(約476億日本円)規模の予算を投入し、若者が夢を追い、自己実現し、国際交流を広げることを奨励している。これを踏まえて外交部も、2024年度は「外交小尖兵」の採用チームを従来の3チームから5チームに増やした。

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