こうして4日間のワシントンへの公式訪問は終わりを迎え、韓院長ら一行は同日午後、華人メディアの記者に向けて、今回の米国訪問の意義や関連成果について簡潔に説明した。以下は韓院長のコメント。
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今回のワシントン訪問は、4日間と短いながらも、中華民国(台湾)の俞大㵢駐米代表(大使に相当)ら関係者の協力のもと、無駄のない有意義な過密スケジュールを敢行できた。台湾の民主主義のため、息をつく暇もなく、安全保障および経済発展を目指して走り続け、台米関係のさらなる深化に新たな勢いを注入するよう期待している。
トランプ大統領就任式は、厳しい寒さを避けるため、急きょ屋外での開催を中止、入場者も20万人から2万人に減らされた。そのような情況だったが、駐米代表処の職員全員のたゆまぬ努力と米国の友人たちの積極的な協力により、最終的には多くの難関を乗り越え、議事堂内の貴賓観覧エリアにて、就任式に立ち会うことができた。隣席には米各州の州知事、上官、外交特使らが着席し、トランプ大統領からもわずか25メートルの距離だった。また、代表団の7名は、ワシントン市内のスポーツ競技場「キャピタル・ワン・アリーナ」の屋内貴賓席の観覧パスを無事に取得し、トランプ大統領とJ・D・バンス副大統領の就任宣誓をライブ視聴することができた。こうして台湾の政府と市民2,300万人を代表して、米新政権へ心からの祝意を表した。代表団はこのほか、台湾に友好的な米国の有力な上院議員24名と会談、2つの大手シンクタンクの学者や専門家との対談、また華人メディアの記者やニューヨーク・ワシントン地域の華人500名とも交流した。
時間を割いて面会してくれた米国の上院議員、行政府の代表者、シンクタンクの学者ら各界の人々に感謝の意を表する。また、現地在住の華人の温かい歓迎にも謝意を伝えたい。駐米代表とニューヨーク弁事処の全面的な支援により、今回の訪問を成功裏に終わらせることができ、第一線で活躍する外交関係者の長年にわたる努力の成果が十分に示された。米国の各界が、台湾の安全に関心を寄せ、台湾の民主主義を支持していることを深く感じている。代表団のメンバー全員も、外交部と在外公館の支援に感謝しており、米国の台湾に対する確固たるコミットメントを十分に感じている。党を超えて協力し合う今の雰囲気を立法院に持ち帰り、国家と市民の幸福のために共に努めるよう望んでいる。
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一行は23日早朝にニューヨークを出発、24日早朝に帰国した。