2025/05/22

Taiwan Today

外交

頼清徳総統、エスワティニ副首相一行による表敬訪問受ける

2025/02/12
頼清徳総統(写真右)は11日、エスワティニのトゥリシレ・ドラドラ副首相(同左)一行による表敬訪問を受け、エスワティニが様々な国際舞台において、台湾の国際参加支持を表明していることに謝意を表した。(中華民国総統府ニュースサイトより)
頼清徳総統は11日午後、アフリカの国交樹立国、エスワティニのトゥリシレ・ドラドラ副首相一行による表敬訪問を受けた。頼総統は、エスワティニが様々な国際舞台において、台湾の国際参加支持を表明していることに謝意を表した。台湾とエスワティニはまた、農業、経済・貿易、教育、医療などの分野で緊密に協力しており、今後も国際社会において互いに支援し、両国の人々の社会福祉増進のために尽力していきたいとした。
 
ドラドラ副首相はかつて、エスワティニ初の女性外務大臣となり、現在は、同国2人目の女性副首相という要職に就いている。国王からの評価と信頼を得ており、ジェンダー平等や女性のエンパワーメントなどの問題についても深い関心を寄せている。
 
ドラドラ副首相は、「台湾とエスワティニのパートナー関係の成果を振り返ると、台湾のエスワティニスに対する支援が、様々な分野に反映されている。4月からは、エスワティニの戦略石油備蓄用タンクの建設計画が始動する。このプロジェクトは、エスワティニのエネルギー安全保障を新たに定義することになるだろう。そのほか、中央銀行の新本部ビル、電化プロジェクトなどがあり、台湾がエスワティニの発展に将来性を見出していることがわかる。これらはまた、二国間の緊密な協力関係の象徴でもある」と述べた。
 
教育が国家の発展の基礎だと指摘したドラドラ副首相によると、台湾はエスワティニの教育に多大な貢献を果たしている。中華民国(台湾)外交部(日本の外務省に相当)による奨学金制度を通じて、エスワティニの多くの学生が、台湾で工学、ビジネス、医学などを学び、帰国してから国家の発展に貢献している。両国は、工業、科学技術、医療分野でのパートナーシップに基づいて、より多くの雇用機会とイノベーションの可能性を生み出し、エスワティニの医療保健システムと専門知識の向上を推進している。

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