中米グアテマラの首都グアテマラ市で現地時間10日、走行中のバスが橋から崖の下に転落し、少なくとも55人が亡くなった。グアテマラは中華民国(台湾)と正式な外交関係を持つ。この事故の一報を受け、総統府の郭雅慧報道官は11日、頼清徳総統及び政府、国民を代表して、「亡くなった方とその家族に心から哀悼の意を表するとともに、負傷者の一日も早い回復を祈念する」とお見舞いのメッセージを伝えた。外交部も同様のメッセージを発出した。
また、郭雅慧総統府報道官によれば、頼清徳総統は事故の一報を受け、外交部及び駐グアテマラ中華民国大使館に対し、グアテマラ政府にお見舞いのメッセージを伝えるとともに、頼総統並びに台湾の人々がこの不幸な事故に心を寄せており、必要な支援をする用意があることを伝えるよう指示した。頼総統はまた、乗客の救出や関連の作業が順調に進むよう祈念するとともに、「グアテマラとともに困難を乗り越えたい」と述べた。
なお、外交部によれば、このバスの乗客名簿に台湾人は含まれていない。外交部及び駐グアテマラ中華民国大使館は今後も引き続き情報収集に努め、グアテマラ政府と連携して支援の是非について検討するとしている。