ベルギーでは1月31日、連立政権協議がまとまり、オランダ語圏の中道右派「新フランデレン同盟(N-VA)」を中心とする5党が連立することで合意した。これら5党は2月11日に連立協定書を公開。台湾海峡及び南シナ海の平和、安定、現状を維持することの重要性が強調されたほか、欧州と当該地域の国々との投資協定締結を促していくことが盛り込まれた。
ベルギーの連立協定書の中に、台湾に友好的な文言が盛り込まれたのはこれが初めて。中華民国(台湾)外交部はこの決定に「心から感謝する」とコメントするとともに、2月3日に同国の首相に就任したバルト・デウェーフェル氏とその内閣に祝意を示した。外交部はまた、「価値観の共有という基礎の上で、これからもベルギー政府との友好関係の推進に取り組み、さまざまな分野で実質的な交流を拡大させつつ、ともに地域の平和、安定、繁栄を促進し、両国の国民の友好感情を増進していきたい」としている。