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台湾と英国の関係は近年、著しい進展を遂げている。様々な手段を通じて、台湾への支持を表明している代表団メンバーおよび英国議会、英国政府に特別な感謝の意を表したい。例えば、昨年11月に英下院は、「台湾の国際的地位」に関する討論を行い、「国連総会第2758号決議(アルバニア決議)が台湾に言及していない」とした台湾に友好的な動議を全会一致で可決した。キャサリン・ウェスト英国外務開発省閣外大臣(アジア太平洋担当)も、「英国は、この決議を拡大解釈して歴史を書き換えるためのいかなる試みに反対する」として、台湾と英国の二国間関係の具体的な進展を示した。
台湾海峡における一方的な現状変更に対して、再三、反対を表明している英国の議会・政府に感謝している。インド太平洋と大西洋地域の安全は不可分だ。今後も台湾と英国の関係を深め、地域と世界の平和と安定を共同で守り、台湾と英国、台湾と欧州諸国間で、相互利益とウィンウィンの成果を生み出すために協力できるよう望んでいる。
例えば、台湾と英国が締結した「貿易強化パートナーシップ協定(ETP)」は、台湾と欧州諸国間で初めて制度化された二国間経済貿易枠組みだ。投資、デジタル貿易、エネルギーとネットゼロ実現の3つのテーマに関する交渉および協力について、できるだけ早く協議を完了させ、関連協定に署名し、両国間のさらなる交流と協力を促進したいと考えている。
英国が引き続き、「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)」への台湾の参加を支持し、両国が協力して、より強靱な国際サプライチェーンを構築させ、世界の繁栄と発展にさらに貢献できるよう期待している。
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昨年5月、台湾を訪れ、第16代総統・副総統就任式典に出席し、同年7月には、台北で開かれた「対中政策に関する国会議員連盟(IPAC)」年次総会に参加したSarah Champion議員は、「IPAC台北年次総会は、23カ国の国会議員が台湾への支持を表明した非常に有意義な会合となった。英議会が、台湾との友好決議案を可決したことを非常に誇りに思っている。国連総会第2758号決議が、中国に関わる内容で、中国に限定されるものだということは明確だ。昨年7月の英国総選挙後、半数以上の議員が入れ替わったが、台湾へのコミットメントは依然として堅固だと頼総統へ伝えたい」と語った。
Sarah Champion議員によると、「台英国会グループ」は、台湾との関係強化を目指す英国の超党派国会議員連盟。英国にとって、さらには世界にとっても、台湾の主権を維持することは共通の利益だ。米国は現在、台湾への支持を明確にしており、世界の国々にも同様の支持を表明するよう奨励している。
Sarah Champion議員はまた、間もなく開催される「第27回台英経済貿易対話」で、実りあるパートナーシップ発展に向けた協議になるよう期待を示した。今回の訪問で、頼総統や立法院(国会)、各省庁のトップと会談し、台湾文化をより深く理解でき、より深く長く続く二国間の友好関係を築けるよう望んでいる。