2025/03/12

Taiwan Today

外交

外交部の林佳龍部長、シドニー大学付属在豪米国研究所(USSC)マイケル・グリーン所長らと意見交換

2025/03/11
外交部の林佳龍部長(外相)は10日、シドニー大学附属在豪米国研究所(USSC)のマイケル・グリーン所長が率いる一行と面会し、地域の安全保障や台米関係の展望、インド太平洋地域の盟友との交流、太平洋及び東南アジア諸国との協力などについて踏み込んだ意見交換を行った。(外交部)
外交部の林佳龍部長(外相)は10日、シドニー大学附属在豪米国研究所(USSC)のマイケル・グリーン所長が率いる一行と面会し、地域の安全保障や台米関係の展望、インド太平洋地域の盟友との交流、太平洋及び東南アジア諸国との協力などについて踏み込んだ意見交換を行った。マイケル・グリーン所長は東アジアの政治外交、特に日本の安全保障政策を専門とする政治学者で、かつて米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)でアジア上級部長を務めた経験を持つ。
 
林部長はグリーン所長との会談で、「台湾は国際社会における善良なパワーである。積極的に自身の強靭性強化に努めると同時に、『総合外交』と名付けた政策の下、近い理念を持つ国々と第三国の発展に協力したいと願っている」と述べた。グリーン所長は、台湾が掲げる「総合外交」の理念に深く賛同し、USSCは米国研究所と称するものの、台湾を含む盟友の重要性も高まっており、強力を強化して権威主義の拡張にともに対抗していくべきだと訴えた。
 
その後、外交部の陳立国常務次長(事務次官)が林部長の代理として一行を会食でもてなし、地政学的問題、台湾と豪州の経済・貿易協力について引き続き議論したほか、台湾のCPTPP(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定)加盟に対して豪州の支持を求めるなどした。
 
一行は台湾滞在期間中、蕭美琴副総統を表敬訪問するほか、関連省庁やシンクタンクなどと台湾の政治・経済分野の発展、台湾海峡情勢、地政学等の問題について意見交換を行うことになっている。
 
外交部は、「台湾と豪州はインド太平洋地域に位置し、自由、民主主義の価値を共有する近い理念を持つパートナーだ。経済・貿易方面で高い補完性を持つだけでなく、エネルギー、教育・文化、科学研究、先住民族、輸送安全等の分野でも緊密な交流がある。一行は今回の台湾訪問で、台湾の活発な民主主義を目の当たりにし、それが台豪の友好関係の深化につながるだろう」とコメントしている。
 

ランキング

新着