林佳龍外交部長(外務大臣に相当)は24日、アフリカの国交樹立国であるエスワティニ王国のシフィソ・クマロ(Sifiso Khumalo)検察総長の表敬訪問を受けた。両者は、両国間の協力、エスワティニにおいて台湾が支援する「戦略石油備蓄タンク」の建設や地域情勢などについて意見を交換した。
林部長は、クマロ総長の訪台を歓迎し、両国は、公衆衛生、農業、教育、貿易経済など多分野で協力を進めるだけでなく、科学技術、職業訓練、女性の地位向上、デジタル化、情報通信技術セキュリティ、フェイク情報の防止などさまざまな面において互いに重要なパートナーであると指摘し、エスティワニが国際社会において台湾のために声を上げ続けていることについても謝意を示した。
クマロ総長は、エスティワニに対する台湾のさまざまな援助に感謝すると述べた上で、今回の目的は「戦略石油備蓄タンク」に関する詳細を議論するためであり、準備作業を完了させ首尾よく工事が進むことを期待していると表明した。また、中華民国(台湾)は独立した主権国家であり、国際社会の一員としてすべての国際的な活動に参加する権利を有し、エスティワニは引き続き台湾を支持するとの方針を示した。
外交部によると、エスティワニ王国は1968年に独立して直ちに中華民国との国交を樹立し、双方の国交は既に57年目となり、今後も同国と緊密な連携を進め、それぞれの国民の福祉を増進させ、友好をより強化する方針だ。