2025/04/02

Taiwan Today

外交

日本の超党派議員連盟「日華懇」に頼総統からビデオメッセ―ジ

2025/03/27
日本の超党派議員連盟「日華議員懇談会」の年次総会が26日開かれ、頼清徳総統から同懇談会に向け、台日間の友好に対する貢献に謝意を伝えるビデオメッセージが寄せられた。(総統府)
日本の超党派国会議員連盟「日華議員懇談会」の年次総会が26日開かれ、頼清徳総統から同懇談会に向け、台日間の友好に対する貢献に謝意を伝えるビデオメッセージが寄せられた。
 
頼総統はまず、日華懇の古屋圭司会長が先ごろ台湾でのフォーラムに出席した際に、台湾語で「台湾有事はすなわち日本有事」と発言したことに触れ、台湾の国民を代表して、古屋会長及び日華懇の台湾に対する力強い支持に感謝すると述べた。また、日華懇は半世紀以上にわたり、常に台日友好の最も強固な架け橋として長期にわたり台湾の国際参加を支持するのみならず、自然災害や感染症などが発生した場合にも、台日の相互支援を積極的に進めたとその取り組みを評価した。
 
また、頼総統は、日本の戸籍法施行規則の改正を通じ、今年5月から日本の戸籍の国籍欄に「台湾」の記載が可能になることに言及し、これは台日の友好関係を十分に体現するものだと指摘した。さらに、台日はまさに「まさかの時の友」、真の友人であり、「運命共同体」でもあると述べた。気候変動、経済安全保障、地政学的な変化など、日本をはじめとする理念の近しい国と手を携え力を合わせて互いに助け合うことで、さまざまな課題に対処できると語った。
 
頼総統はさらに、かつて安倍晋三元首相が「台湾有事はすなわち日本有事」と述べた際には自ら「日本有事は台湾有事でもある」と応えたことに触れ、権威主義体制の拡張に対しては台日の緊密な連携を通じ、非レッドサプライチェーンを創造し、共に民主主義の価値観を守り、地域の平和と安定、繁栄を促進したいとの意向を示した。
 
最後に、頼総統は、台湾と日本は経済、文化、科学技術などの分野において、さらに協力を拡大することができると指摘し、日華懇が築いた台日の友情の絆は双方の関係を高める重要な原動力であり、日華懇が引き続き台湾を全力で支持し、双方の協力をより深めることでウィンウィンの素晴らしい未来を創造していくことを期待したいと表明した。

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