2025/04/20

Taiwan Today

外交

農業部主催の若手生産者実習プロジェクト、4期生のインドネシア57名が実習終える

2025/04/16
農業部は、台湾の農業の発展と国際間の農業交流を促進するため、インドネシアとフィリピンの若手生産者を台湾で1年間実習させるプロジェクトを実施している。15日、4期生となるインドネシア実習生57名の修了式を開催した。(農業部)
農業部は、台湾の農業の発展と国際間の農業交流を促進するため、インドネシアとフィリピンの若手生産者を台湾で1年間実習させるプロジェクトを実施している。2019年にスタートしたもので、現在までに582名が台湾で農業、畜産、水産養殖などの実習を受けた。その4期生となるインドネシアの実習生57名が、このほど台湾での実習を終えた。農業部は15日、修了式を開催し、省庁横断型の新南向政策(ASEAN諸国、南アジア、オーストラリア、ニュージーランドの合計18か国との関係強化を図る台湾の政策)推進で得られた重要な成果をアピールすると同時に、台湾で実習を受けたインドネシアの若手生産者たちが帰国後、台湾で学んだ技術を現地の農業の発展に役立て、そして母国と台湾との交流促進に寄与するよう期待を寄せた。
 
農業部によると、4期生となるインドネシアの実習生たちはこの1年間、農業部が開催する関連のトレーニングに参加したほか、台湾各地にある農業改良場、各県・市の農会(農協に相当)を参観するなどして、台湾の農業技術や知識を吸収すると同時に、台湾各地の文化や景観への理解を深めた。また、農場の運営にも参加し、台湾の野菜農園、キノコ類の栽培所、果樹園、花卉、水産業、畜産業などさまざまな職場で実際に働きながら実務経験を積み重ねた。
 
今回実習を終えたインドネシア人のうち、23名がインドネシアを拠点とする台湾企業に就職することが決まっている。また、ほかに3名が農業分野の外国人労働者として台湾の農場で働くことになっている。調査によると、今回の実習生のうち約8割は帰国後も農業関連の仕事に従事すると回答しており、インドネシア側がこのプロジェクトを高く評価していることが伺える。
 

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