2025/04/27

Taiwan Today

外交

外交部の林佳龍部長、日本保守党の百田尚樹代表と会談

2025/04/21
外交部の林佳龍部長(外相。右から4人目)は18日、日本保守党の百田尚樹代表(左から4人目)、有本香事務総長(左から3人目)、梅原克彦特別顧問(左から2人目)らと会談し、地域情勢、台日の経済・貿易・産業協力、及び双方が関心を寄せる議題について意見を交わした。(外交部)
外交部の林佳龍部長(外相)は18日、日本保守党の百田尚樹代表、有本香事務総長、梅原克彦特別顧問らと会談し、地域情勢、台日の経済・貿易・産業協力、及び双方が関心を寄せる議題について意見を交わした。
 
林部長はまず、2023年に結成した日本保守党が、翌年の衆議院選挙で3議席を獲得したことに祝意を示した。また、同党が「日本版台湾関係法」の制定を党の重点政策項目に掲げていることに感謝した。林部長はさらに、台湾と日本は同じように第一列島線の重要な戦略的位置にあり、双方の国防や安全保障は緊密に結びついていると指摘した上で、日本が今年に入って日米首脳会談や日米韓外相会談など重要な国際会合において台湾海峡の平和と安定の重要性に繰り返し言及し、いかなる武力による一方的な現状変更やその試みにも反対し、台湾の国際組織への参加を支持すると表明していることに感謝した。林部長はこれらを踏まえ、今後日本と水素エネルギー、無人機、軌道建設、循環経済、スマート医療などの分野で協力を強化していきたいとの意向を示した。
 
これに対して百田代表は、今回が初めての訪台だが、台日の国民感情が友好的であることを強く実感したと指摘し、台湾は日本にとって重要なパートナーであり、運命共同体でもあると述べた。また、日本保守党が日本の政党の中で唯一、「日本版台湾関係法」の制定を党の重点政策項目に掲げていること、台湾と協力することで中国など地域を取り巻く覇権主義の脅威に対抗すべきであると強く主張していることなどを説明。今後も台湾の政府や民間など、各方面との交流深化に取り組んでいく考えを伝えた。
 
百田代表は日本を代表するミリオンセラー作家。2006年に発表した『永遠の0』は日本で540万冊を売り上げ、映画化された。同行した有本香事務総長は日本の有名な政治評論家であり、政治・討論番組などでしばしば台湾に友好的な発言を行っている。今回の日本保守党の訪問について外交部は、「日本の各政党とわが国の多様な交流を促進し、日本の国会および世論における親台湾勢力の拡大に寄与するもの」として歓迎している。
 

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